ボロは着れども心は錦。

pkitm.exblog.jp
ブログトップ
2005年 04月 27日

かなり、根深そう。

上意下達、「あれも」「これも」と、相反するような課題と困難な目標を一方的に現場へ押しつけて、人事評価をチラつかせながら尻たたきするリーダーの下で働くスタッフにありがちな、「事なかれムード」って印象です。

ビジョンと方針が明示されて、優先順位が現場まで一貫して徹底されるかどうかが勝負所ですが、経営者の言動が「首尾一貫」しておらず、ビジョンや方針が形骸化したり、本音と建前の二枚舌になってしまえば、現場はシラけて当然です。

「安全」は最高点が「ゼロ」で、どこまで追求しても売上アップの推進力にはなりませんよね。特に鉄道は他の交通機関と比べれば絶対安全というイメージが強いだけに、利用者にしてみれば安全性を訴求されても「当たり前やんか?それよか、ちょっと時間かかっても安い阪急に乗るでぇ!」としか思わないでしょう。

さらに、現場の苦労を知らないエリート育ちの経営者なら、「安全性?そんなモノ、当たり前やん?エエ具合にしとけ。それより、もっとカネのかからん方法は無いんか?○○システムが必要?これまで問題無かったのに、そんなもんに設備投資して客が増えるんか?」と言って来たのだろうな、と思います。

「安全第一」と言って、あちこちに寒い標語や黄ばんで破けたポスターを貼るのも結構ですが、競合他社とのシェア争いや売上争いに明け暮れる中で、経営者は相反する事を両立させるためのブレークスルーをどこまで必死になって現場と一緒に取り組んだのでしょうか?

「何とかしろ!それがオマエの仕事だろ?出来なかったらボーナス減らすでぇ!ついでに定期昇進も諦めとけ!」と叫ぶだけだったら、最悪ですね。

そういうプレッシャーをかけられたら、人並みの中間管理職なら思考停止になりますよ。その結果、現場の心ある人が現場の厳しい状況を上層部へ伝えても、無視されたり人事評価で不利な事態になってしまい、現場はますます萎縮して「事なかれ」主義に陥る・・・という悪循環です。

会長さんや社長さんは、地場の財界活動でエエカッコするヒマがあったら、現場を回って泥臭い課題や問題の実情を丹念に見て、現場の人の話をバカにしないで真面目に聞いて、経営者としての最善のサポートに心血を注ぐべきでしょうが・・・。

尼崎の事故で見た記者会見の印象だと、会長、社長ともそんな風には見えませんでしたね。


遅れ挽回「自由裁量」 運転士に制限速度内  2005/04/28

 尼崎市のJR福知山線脱線事故で、JR西日本では、列車に遅延が生じた場合、制限速度の範囲内で、運転士が遅れを取り戻す裁量権を認めていることが二十八日、分かった。事故を起こした高見隆二郎運転士(23)は、以前にも処分を受けており、県警捜査本部は、事故直前のオーバーランで心理的に追い詰められ、快速電車を高速運転した可能性もあるとみて、詳しい運行状況などを調べている。
 また、事故現場の一つ手前の停止駅・伊丹駅でのオーバーランは、脱線衝突事故の全容解明に不可欠として、近く同駅も検証する方針。
 高見運転士は伊丹駅で約四十メートルオーバーラン。バックして停止位置を修正後、一分三十秒遅れで出発した。県警の調べで、現場のカーブには制限速度を三十キロ以上も上回る時速百キロ超で進入したことが、車両搭載のモニター装置の記録で判明している。
 JR西日本によると、列車に遅れが出た場合、制限速度の範囲内で、「余裕時間」と呼ばれる時間を切り詰めるなどして、運転士の裁量で遅れを挽回(ばんかい)しているのが実情という。
 ただ、運転指令が遅れを回復するよう指示することはないとしている。
 事故後、捜査本部は当時の運転状況などについて、車掌(42)から事情聴取を重ねているが、同車掌は「(伊丹駅での)オーバーランの遅れを取り戻すため、いつもよりスピードが出ている感じがした」などと話しているという。
 高見運転士は、運転士になった一カ月後の昨年六月にも、約百メートルオーバーランして訓告処分されている。
 一方、同社によると、事故を起こした「207系」車両の設計速度は百二十キロとされているが、「百三十キロはあり得ないが、百二十五キロくらいまで出る」と証言する同社関係者もいる。
 こうしたことから、捜査本部は、伊丹駅から事故現場までの間にある複数の信号機や現場直前の塚口駅の通過時間から区間速度を割り出すなどして、運行状況を詳細に調べている。


厳しい管理、余裕失う運転士 4労組会見  2005/04/28

 尼崎JR脱線事故で、JR西労組や国労など四労組が二十七日会見し、JRの運行状況を管轄する総合指令が、定刻から遅れている電車の運転士に遅延回復に努めるよう、走行中に要請している実態を明らかにした。「日常的なプレッシャーが事故の背景の一つにある」と組合幹部。元運転士は「管理職が一般客に紛れて監視している」と訴えた。厳しい管理に現場が追い詰められる状況が浮き彫りになった。
 四労組などによると、定刻通りに発車や到着ができなかった運転士には、総合指令が「回復運転に努めてください」と、走行中も無線などで呼びかけるという。「命令ではないが、後日、遅れへの反省を求められるケースもある」と訴えた。
 一方、JRの元運転士(55)によると、指導役の管理職が一般客に紛れて乗車し、オーバーランや運行の遅れはもちろん、信号や時刻表の確認動作までチェックする。「降車時に口頭で注意し、監視の目を意識させる」と元運転士。さらに報告義務を徹底させるため、ミスを申告しなかった乗務員を、他の運転士らの前で厳しく叱責(しつせき)。給与のカットもあったという。
 オーバーランや交代が遅れた場合は乗務から外され、運行規定の復習やリポート提出が課せられる「日勤教育」を受けなければならない。
 利用者への謝罪、再発防止の心構えなどについて反省文を書くほか、与えられたテーマで毎日数本ずつリポートを作成。缶詰め状態で一日中、机に向かい、精神的に追い詰められた状態となる。長ければ数カ月間に及ぶことがあるという。
 「運転士には全くゆとりがない。事故は起こるべくして起こった」と元運転士は語った。


中国新聞地域ニュース  信号操作ミス、虚偽の報告 JR広島支社 '05/4/28

 JR西日本広島支社の管内で三月、信号機の操作ミスで列車が遅れたのに、報告を受けた広島総合指令所の総括指令長らが、原因は警察の要請であるとのうそを伝え、隠ぺいを図っていたことが二十七日、分かった。
 同支社によると、三月十日午後八時二十分ごろ、岩国市柱野のJR岩徳線柱野駅構内で、徳山発岩国行き上り普通列車が走行中、進行できる状況なのに信号機が赤のまま変わらなかった。運転士が広島総合指令所に指摘。操作を忘れていたことに気付いた担当の指令員はすぐに手動で青に変えたが、列車は二分遅れで駅に到着したという。
 指令長から報告を受けた総括指令長は、遅れた原因を「線路内に不審者がいたため、警察の要請で列車を止めた」とするよう指示。副所長の了解を得て、総括指令長が徳山乗務員センターに虚偽の連絡をしたという。その後、運転士が停車の理由を同センターに伝え、総括指令長の話が食い違うため、うそが分かった。その後、正しい報告をし直していたという。
 同社は副所長を出勤停止十四日、総括指令長を同七日、指令員ら七人を減給などの処分にした。


指令組織ぐるみで事故隠し 電車遅延でJR西日本 [ 04月27日 19時30分 ] 共同通信
Excite エキサイト : 社会ニュース

 JR西日本広島支社管内で3月、電車が2分遅れる事故があったのに、報告を受けた広島総合指令所の総括指令長らが、原因は警察の要請との虚偽報告をして隠ぺいするよう部下に指示していたことが27日、分かった。
 運転士の報告と食い違ったためすぐ発覚したが、本社は事故を正しく報告させるよう指示する通達を各支社に出しただけで、事実を公表していなかった。
 尼崎JR脱線事故直前にあった伊丹駅でのオーバーランの距離の虚偽報告が発覚したばかり。組織ぐるみの隠ぺい工作発覚で、安全管理を最優先すべき鉄道事業者としての体質が問われそうだ。


<尼崎脱線事故>05年度の役員賞与返上 JR西日本 [ 04月27日 20時26分 ]
Excite エキサイト : 社会ニュース

 JR西日本は27日、福知山線脱線事故を考慮し、05年度の役員賞与を返上すると発表した。取締役9人と監査役4人の計13人分。6月下旬の株主総会で提案する。
 同社の役員賞与は、04年度は1億100万円で、事故発生前までは今年度も同程度の金額を計上する予定だった。しかし、死傷者が多数に上る状況を考慮し、同日午前に開催した決算承認の取締役会で決めた。
 また、同社は福知山線の1日の減収額が約2500万~3000万円に上ることを明らかにした。福知山線の1年間の運賃収入は約100億円といい、京阪神地区の運賃収入の約3%。今後運休が長引けば減収額が膨らむ可能性は高く、業績への影響は避けられないとみられる。【井出晋平】


JR西、初の役員賞与ゼロ 「事故は重大」と財務部長 [ 04月27日 23時53分 ] 共同通信
Excite エキサイト : 経済ニュース

 JR西日本は27日の取締役会で、尼崎JR脱線事故の責任を取って今年3月期は役員賞与を支給しないことを決めた。役員賞与の支給を始めた1991年3月期以降で支給しないのは初めて。
 昨年3月期は取締役9人、監査役4人の計13人に総額1億100万円を支給しており、今年3月期も同程度の金額を支払う予定だった。
 今年3月期の決算を発表した真鍋精志執行役員財務部長は「決算が増収増益だったので従来なら支給するが、重大な事故が起きてしまったことを重く受け止めて判断した」と説明した。
 この時期に不支給を決めたことについて「賞与は、通常6月に開催する株主総会での承認が必要なので、今日の決算取締役会に諮った」と説明した。


脱線事故の決算への影響、明らかになった時点で予想修正行う=JR西日本 [ 04月27日 19時51分 ]
Excite エキサイト : 主要ニュース

 [東京 27日 ロイター] 西日本旅客鉄道<9021>の東・東京本部副本部長は、決算発表の席上で、兵庫県尼崎市のJR宝塚線(福知山線)で起きた快速電車の脱線事故が今期の業績に与える影響について、まだ言える段階にはなく、影響が明らかになれば直ぐに業績予想の修正を行う、と述べた。
 東副本部長は、2005年3月期の決算発表で公表した2006年3月期の業績予想には、今回の脱線事故の影響は含まれていないことを明らかにした。その理由について、東副本部長は、「1両目を中心に救出が済んでいないので、今は救出に全力を挙げるだけ。収入減や補償金などの問題があり、決算に影響があるのは確かだが、現段階では申し上げられない」と述べた。その上で、同副本部長は、「脱線事故の業績への影響が明らかになれば、直ぐに業績予想の修正を行う」と明言した。
 また、同副本部長は、役員に対する処分の問題についても、「現在は、(乗客の)救出を前面に考えているので、そうした段階ではない」と述べた。
 なお、JR西日本は今期、単体で1095億円の設備投資を行う計画だが、そのうち466億円が安全対策に関連した投資になる。ただし、この466億円は今回の脱線事故が起きる前に決定していた計画だとしている。
[PR]

by azatsu0422 | 2005-04-27 20:10 | 社会


<< 自分に言い聞かせてる、「忍耐」。      資質の欠落した運転士と、運転さ... >>