2005年 05月 09日

必要なことには、守れるルールを決めるべき。

定められたルールを守らないのは、いけないことです。内部告発があったことや、長年の不正な業務手順にフタをして来た状況は、「筋を通さない(通せない)」企業風土に問題があったことを物語っていると思います。

ただ、このニュースは行政が「守れないルールを止むを得ず守れなかったメーカーに結果責任ばかり押しつけているようにも感じます。

現行法では大メーカーの新型車開発とはいえ、開発車両が公道を走ろうとすると、あくまで暴走族のような反社会的な公道走行をするための不正改造車と同じ扱いになってしまうと思います。しかも、数多い仕様の開発車があるでしょうに、正規の手続きをするにしても、車検証の書き換えを一々させられるのは業務負担上の現実味が無いと思います。そのうえ、安全性の担保がない、型式認定を取る前の新型エンジンやシャシーになれば、車検証に記載しようもなく、その扱いは事実上、公道走行が不可能ということになってしまうのでは?

そのような基本的に「ダメ」という規制下で、煩雑な届出のせいで機動的にテスト出来ずに開発が滞ってしまうのは不合理だと思います。「お役所仕事」では生き残れないメーカーが、より良いクルマづくりを目指して厳しい新車開発に取り組んでいるのですから、行政は「ダメダメ」ばかり言ってないで、メーカーが機動的な運用が出来るようなルールを定めるべきです。

例えば、開発車の公道走行用の臨時のナンバープレートをあらかじめ自動車メーカー毎に運輸省が発行しておき、メーカーは走行プランと車両の概要を当局に届け出るだけでOKみたいにすべきでしょう。現状は、おそらく車検取得前の完成車の移動用に発行される臨時ナンバープレートで公道テストをしていると思いますが、筋論で言えば目的外使用ということになると思います。

「安全性の担保が無いからダメ」という理屈はありますが、テストしている当事者自身の労災や社会性の観点から、下手な一般人よりも、ずっと安全意識は高いでしょうし、車両の整備状況も良好でしょうから、一般のクルマよりもむしろ安全かも?

その上で、メーカーが公道上で反社会的な事故を起こした時には、厳しい責任と再発防止を問うのが筋だと思います。


いすゞを書類送検 無届け走行で神奈川県警 [ 05月09日 11時48分 ] 共同通信
Excite エキサイト : 社会ニュース

 いすゞ自動車が無届けで公道走行試験をしていた問題で、神奈川県警交通捜査課は9日、道路運送車両法(変更登録申請届け出)違反の疑いで法人としての同社と、技術本部開発部門の前審査部長(47)、審査部耐久審査課長(50)、同課員(39)の3人を書類送検した。
 同社の井田義則社長(61)は県警の事情聴取に「違反行為だとは思っていなかった。組織を見直し法令順守に努めたい」と語ったという。
 調べでは、いすゞは昨年10月、同県藤沢市の工場で、新開発したエンジンを自社製大型車に搭載して改造。車検証記載事項の変更に当たるのに所定の届け出をせず、取引先の運送業者に依頼し同年11月、公道で走行試験をした疑い。


いすゞ幹部ら、無届け公道試験で書類送検・神奈川県警

 いすゞ自動車が道路運送車両法上必要な届け出をしないまま、新開発エンジンの公道走行試験をしていたとして、神奈川県警交通捜査課などは9日、同社技術本部開発部門の前審査部長(47、現車両研究実験部長)ら社員3人と法人としての同社を、同法違反(変更登録不申請)の疑いで書類送検した。
 ほかに送検したのは同部耐久審査課長(50)と同課員(39)。
 調べによると、同社は昨年秋ごろ、同県藤沢市の藤沢工場で10トントラックのエンジンを試作エンジンに変更する改造をしたにもかかわらず、変更登録申請をしないまま、公道で走行試験をした疑い。
 同社は30年以上にわたって無届け走行試験を繰り返しており、県警は4月に井田義則社長からも事情聴取した。井田社長は「走行試験の理解が薄く、業務チェックが不十分だった。申し訳ない」と話したという。前審査部長は「部下が法的な問題をクリアしてくれると思っていた」と述べたという。 (12:11)


いすゞ幹部ら、無届け公道試験で書類送検・神奈川県警

 いすゞ自動車が道路運送車両法上必要な届け出をしないまま、新開発エンジンの公道走行試験をしていたとして、神奈川県警交通捜査課などは9日、同社技術本部開発部門の前審査部長(47)=現車両研究実験部長=ら社員3人と法人としての同社を、同法違反(変更登録不申請)の疑いで書類送検した。
 ほかに送検したのは同部耐久審査課長(50)と同課員(39)。
 調べによると、同社は昨年秋ごろ、同県藤沢市の藤沢工場でトラックに新型エンジンを搭載。同法で義務づけられた車検証記載事項の変更手続きをせずに、公道で走行試験をした疑い。
 同社は30年以上にわたり無届け走行試験を繰り返していたが、同社は「担当者任せになっていた」などと説明。県警は法人としての同社を立件するに当たり、4月に井田義則社長からも任意で事情聴取した。
 前審査部長らは、これまでの調べに対し、「無届けの走行試験は長年の慣行だった。違法との認識はなかった」と話しているという。 (10:31)


いすゞ自動車を書類送検 無届け走行で神奈川県警

 いすゞ自動車が無届けで公道走行試験をしていた問題で神奈川県警交通捜査課は9日、道路運送車両法違反の疑いで法人としての同社と、技術本部開発部門の前審査部長ら3人を書類送検した。
 調べでは、いすゞは昨年9月ごろ、同県藤沢市の工場で、新開発したエンジンを自社製大型車に搭載して改造。車検証記載事項の変更に当たるのに所定の届け出をせず、取引先の運送業者に依頼して同年11月ごろ、公道で走行試験した疑い。
 無届け走行は、内部告発を受け国土交通省が今年1月、工場を調査して発覚。いすゞは神奈川―静岡間の国道1号などで1967年から継続していたことを明らかにし、県警は試験車が残っていた昨年のケースを立件対象とした。
[PR]

by azatsu0422 | 2005-05-09 14:01 | クルマ


<< あくまで「選択肢」の議論。      我慢の甲斐あり! >>