2006年 05月 15日
そもそも何が順当なのか私は良く解りませんが、コメンテーターが順当と言うような選考結果であれば、「サプライズが欲しかった。」「過去の実績よりも現時点の調子と期待度で選ぶべきだ。」「面白味がなく期待感が薄い。」「(自分が贔屓にしている)○○選手が選ばれたら良かったのに」 逆に、誰かにとって想定外のサプライズがあって、その人にとっての当確漏れでも起きようものなら、「そのメンバーでは勝てない。」「ジーコは言って来た事とやる事が違う。」「(漏れた選手の)今までの実績は何だったのか?」「○○組を贔屓した。」「期待感で選んで結果が出なかったら、どうするんだ?」 結局、「ジーコよりもサッカー経験があり、サッカーを良く解っていて、選手をジーコより詳しく知っていて、内外の誰もが納得するだけの説明責任を果たしつつ、今からでもジーコよりもオレが指揮する方がワールドカップで結果を出せる。」と断言できる人、その責任(切腹するとかクビになる事よりも、最後までフォローするという意味)を取れる人は、世界中のどこにもいないと思います。どんなメンバーであれ、ジーコが選んだジーコ・ジャパンが今の日本にとって最善だと思います。 <サッカー>日本代表、W杯前にVならず スコットランド戦 [ 05月13日 21時39分 ] Excite エキサイト : スポーツニュース サッカーの国際親善試合、キリンカップ最終戦が13日、5万8648人の観客を集めて埼玉スタジアムであり、日本代表は0―0でスコットランド代表と引き分けた。日本は1分け1敗(勝ち点1)で2年連続の最下位。優勝は1勝1分けのスコットランド(同4)で、1勝1敗のブルガリア代表(同3)が2位。6月9日に開幕するワールドカップ(W杯)ドイツ大会に向けた強化が仕上げの段階となった日本代表は、国内組のみで臨んだ国内最後の国際Aマッチを勝利で締めくくることができなかった。W杯登録23選手は15日に東京都内で発表される。 △日本0―0スコットランド△ 互いに無得点のまま引き分けた。5バック気味に引いて守るスコットランドに対して日本が終始攻め続けたが、前半43分、ゴール前での小野のシュートがGK正面を突くなど、決定力を欠いた。後半終了間際にも三都主の2度のFKがいずれもGKに阻まれ、相手を上回る15本のシュートを放ちながら、最後までゴールを割れなかった。 ▽日本・ジーコ監督 最後まで自分のため、観客のため戦う意思は感じられて満足している。日本で最後の試合というより勝ちたかった。 ▽スコットランド・スミス監督 守りに照準を合わせた試合だったが、GKと守備陣がうまく守った。無失点の引き分けに持ち込めて良かった。日本は運がよければ得点できたと思う。 ▽日本サッカー協会・川淵三郎会長 けが人が大したことがなかったのは良かった。何度も同じことだが、決めるところで決めないと。これから23人が一体となってチーム作りに励み、4年間に培ったすべてをW杯で出してほしい。 ▽日本サッカー協会・田嶋幸三技術委員長 結果には満足していないが、攻守ともすきを見せず、しっかりとボールを回すわれわれの戦い方はできたと思う。スコットランドが規律正しいサッカーをして、非常に良い経験になった。 ◇日本はW杯までに、緩急をつけた連係を高める必要 W杯での戦いを想定するには十分な展開であった。まず相手が、がっちり守ってきたこと。リードを奪われた場面で相手が安全第一を選択したことが想定できる。そして、スコットランドの大半の選手が、日本が1次リーグ初戦で対戦するオーストラリアと同様、イングランドでプレーする選手で、身体能力が高かったこと。 その厚い壁をどう崩すかは、日本にとっては絶好のシミュレーションで課題を残した。 日本は15本のシュートを放ったものの無得点に終わった。シュート力以上に、攻めに緩急がなかったのが気になる。相手に奪われないように中盤で丁寧にパスを回して、サイドに展開、ゴール前のパスと組み立てはできた。ジーコ監督は「これだけチャンスを作った。ゴールが決まらないのは精神的な部分が多い」と指摘する。 しかし、同じテンポでは相手が間合いを詰めやすく、日本がシュート態勢に入ると、相手は鬼気迫る勢いで迫った。この状況では、シュートを冷静に放つのはなかなか難しく、多くがブロックされた。 ただ、ヒントになるプレーもあった。前半43分、左サイドから三都主が直線的に早いパスを入れて、小野がGKと正対する決定的場面を作った。ゆっくりと攻めてきた三都主が一瞬でギアを上げたことで、相手の対応を遅らせることができたのである。すると、余裕を持ってシュートの態勢に入ることができる。 日本はW杯までに、緩急をつけた連係を高める必要がある。ジーコ監督は「W杯への準備は、23人の選手リストを提出してから本格的に始まる」と話したことがある。中心となる中田英、中村が合流して、どう攻撃を熟成させるか。本大会での成績は、本当に最後の調整期間にすべてがかかることになった。【小坂大】 ◇W杯1次リーグ突破、道のりは険しい…? W杯へ向けた国内での代表戦がすべて終わった。ジーコ監督はW杯登録23選手の選考はこれまでの実績を重視すると公言しているが、選手たちがこの2試合を国内組に与えられた最後のチャンスと思うのは当然だ。それだけに選手たちの表情に明るさはなかった。 交代出場した佐藤寿は前線で好機を作ったもののシュートを打てずに終わった。「点を取ってこいと送り出されたので満足できない。代表から外れたからといってモチベーションが下がるわけではない」と覚悟を決めた発言。フル出場した玉田の表情もさえない。「(ジーコ監督の)期待は感じます。自分のよさを見せられたとは思うけど、すべては見せてない。おれはまだまだできる」と自らに言い聞かせるよう。 4バックでの攻撃的MFとしては代表初先発だった遠藤。表情にいつもの明るさはない。「この2試合がすべてではない。今までの3年半の中で、しっかりアピールできた。どきどきはしていない」と強気に話した。チーム最多の5本のシュートを放つ一方、不用意なミスでボールを失う場面もあった小笠原は無言のまま立ち去った。 ジーコ監督は試合後会見で「4年間数多くの選手と一緒にできた。欧州組も含めてこれまでの貢献度、生産性を公平な形で考えて決めたい」と改めて語った。すでに胸の内にリストは完成しているのだろう。ロッカールームでは「漏れてもモチベーションを落とさずに」と選手たちに声をかけたという。【辻中祐子】 ○…GK川口が終始安定したプレーで勝ち点1に貢献した。スコットランドのクロスボールをタイミングの良い飛び出しでキャッチ。後半30分過ぎ、ゴール前で相手と交錯しピッチにうずくまったが、プレーを続ける闘志を見せた。けがは右腕の打撲程度で問題はないという。攻撃陣の決定力不足については「何かのきっかけで変わるはず。本大会に取っておきますよ」と最後は笑顔だった。 得点力不足が常に指摘されている日本代表。野性味あふれるエースの本格的な復活が期待されている。 ○…日本ベンチが肝を冷やしたのは、後半開始直後。相手選手と交錯した中沢が頭を強打し、そのままこん倒した。担架でピッチ外に運び出された後、立ち上がったものの、まだ足元がおぼつかない。結局、頭をタオルで押さえたまま退いた。9日のブルガリア戦では村井が左ひざのじん帯を断裂する重傷を負って離脱したばかり。相次ぐ選手の負傷に、ジーコ監督も心配そうだった。 ○…左サイドバックに入った三都主は「得点できなかったのが残念。3点は取れないまでも1対0で勝ちたかった」と悔しさをのぞかせた。前半43分、強烈な左クロスをゴール前に入れ、小野の決定的なシュートにつなげたが、全体に守りを意識したプレーが目立ち消化不良気味だった。W杯に向けては「自信はあるが改善点もある。ちょっとの差が勝負の分かれ目になる」と表情を引き締めた。 ○…ブルガリア戦で1ゴールを挙げた巻だったが、この日は不発。後半17分に久保に代わってピッチに立ったものの、残り28分間で1本のシュートも打てなかった。「ゴールを一番の目標でやっていたが、引いて守られてなかなか崩せなかった。でも、やれることはやった」。最後にアピールできなかった悔しさを押し殺し、15日のW杯代表発表に望みをつないでいた。 ★中沢は軽傷 サッカー日本代表のDF中沢佑二(28)=横浜マ=は、13日のスコットランド戦の後半開始直後に相手選手との接触で右まぶたを切り、出血してそのまま退場した。1針縫ったが、脳しんとうなどの症状はないという。 日本、スコットランドとドロー…W杯前国内“集大成”は消化不良 [ 05月14日 08時05分 ] サンケイスポーツ Excite エキサイト : スポーツニュース キリンカップサッカー2006(13日、日本0-0スコットランド、埼玉スタジアム)ジーコ任せた! サッカー日本代表がドイツW杯前の国内最終戦、キリン杯第2戦でスコットランドと0-0で引き分けた。ジーコ監督(53)は手応えを示したが、最下位フィニッシュで消化不良のファンも多かったはず。ただ、昨年のキリン杯も最下位で不安が渦巻く中、直後のW杯アジア最終予選に連勝してドイツ切符をつかんだ。そう、ここまできたら信じるしかない。ジーコ頼んだ!! 霧雨の中、真っ青に染まったスタンドに渦巻いたのはタメ息ばかり。ドイツW杯前最後の国内試合は0-0ドロー。しかし、率いるジーコ監督は力強く口にした。 「今まで自分がやってきたことに確信をもたらすいい内容だった。うちの強い意志と技術があいまった試合だった」 W杯出場8度の古豪スコットランドとの対戦。2点差以内の負けで優勝が決まる相手は、5バックに近い超守備的布陣を敷き、日本は何度もゴールへ襲いかかった。前半24分、DF加地の左足ミドルは右ポスト直撃。同43分にはMF小野がゴール目前からシュートもGKに阻まれる。結局は相変わらずの決定力不足を露呈したが、ジーコ監督は相手8本の倍近い15本のシュートを評価した。 「技術」でゴールへと進んだ。9日のブルガリア戦の20本と合わせ計35本のシュートを乱打。得点はブルガリア戦で決めたFW巻だけで「便秘のよう。出たいけど出ない…」ともどかしさを明かす一方で「うちの球回しでシュートには至った。欧州の強豪を相手に常にこれほどのチャンスを作れる代表は世界的に見ても少ない」と自信を明かした。 そして選手たちは「強い意志」でゴールへ向かった。「あれだけ相手に引かれると厳しいがよく我慢した」とうなずく。日本の先発11人の平均体重73キロ。これを8キロも上回る同81キロのスコットランドに何度も行く手を阻まれたが必死に進んだ。4バックの守備陣も零封。W杯1次リーグで当たる豪州やクロアチアの強い肉体にも立ち向かえる感触を得た。 もちろん、スタンドのタメ息は相当な消化不良を表す。キリン杯は1分け1敗で最下位…。W杯前の国内最終戦を飾れずドイツへの不安を感じた人もいたはずだ。だが昨年もこの大会で2連敗で最下位となり、その屈辱を糧に直後のW杯アジア最終予選突破へとつなげた。 W杯メンバー23人発表前の最後の一戦で、W杯後に退任するジーコ監督にとっては日本国内での最終戦。「公平に選びたい」という苦悩に満ちた決断は15日に出る。試合後は選手を集め「選ばれる人も選ばれない人も4年間ありがとう。みんなに感謝している」と言葉を送った。 いよいよ最終ステージへ。慢性的な決定力不足を「便秘」と表現した言葉には実は続きがある。 「一瞬の何かによってバーッと出ることもある。それを期待したい」 日本列島に向けたメッセージ。ここまできたら神様を信じよう。ジーコ監督の瞳には、霧の向こうにドイツでの栄光が見えている。 <サッカーW杯>ジーコ監督一問一答 久保が外れた理由は? [ 05月15日 15時27分 ] 15日にサッカーW杯日本代表の登録23選手を発表したジーコ監督の一問一答は以下の通り。【デジタルメディア局】 ――一番悩んだところは。 すべてのポジションで悩んだ。欧州でプレーしている選手と国内組との融合が難しく、練習量も少なかった。そんな中で国内組が技術、精神面で非常にレベルアップし、最終的には1つのポジションで2人以上が同じくらいのレベルに達した。その中から23名を選ばなければならなかったが、それは自分のプロとしての決断。メンバーから漏れてしまった選手も、サッカーを選んだ者の宿命と思い、強い気持ちで次につなげてほしい。 ――FW5人の理由は。 後ろの選手にするか前線の選手にするか悩む中、玉田が良さを発揮した。得点が必要な場面で3トップにした場合は、スピードを生かして2列目から飛び出す彼の特徴が生きる。松井もすばらしい選手だが、中盤に同じような能力を持った選手が多かった。 ――久保が外れた理由は。 久保はすばらしい選手で、彼のプレーは個人的にも大好きだった。しかし、いまはコンディションが悪く、能力を発揮できていなかった。最後まで考え抜いた結果、こうなった。それでは(骨折でリハビリ中の)柳沢はなぜ選んだかということになるが、周りの選手や自分の経験からもわかるが、骨折はしっかりとしたリハビリをすれば、復帰後すぐにいい動きができる。リハビリを見る限り動きがよく、本大会でも期待できると判断した。逆に中途半端なコンディションで臨むと、チームの足を引っ張るおそれがある。とくにフィジカル面はだましきれない。自分も選手時代に苦い経験をしたので、このチームでは起こってほしくないと思った。 ――予備の選手は考えていないか。 名をあげて準備してもらおうとは考えてない。もちろん、けがなどがあったら考える。前回大会で、ブラジル代表の中核だったエメルソンがけがをし、リカルジーニョが抜擢された例もある。 ――監督として臨むのは、選手のときとどう違うか。 3回出場した選手時代は、自分のコンディションだけを考えればよかった。(98年W杯の)テクニカルコーディネーターのときは、すべてのバランスを考え、代表が円滑に進む雰囲気作りを重視したが、これは監督をする上で非常に役立った。自分は4年前の就任当初から自由を掲げてきた。ときには理解を得られず、厳しい意見もあったが、物事を強いても日本サッカーはこれ以上伸びない。自分で考えない限り、選手の進歩はない。自分と同じ時期に他国で就任した監督の何人かは、結果出ずに辞任を余儀なくされた。だから、いまこの場で(W杯に臨む)23選手を発表できたことは幸せ。そして、多くの方に生中継でこの発表会見を見てもらえるほどの関心事にまでなった日本サッカーの発展がうれしい。 サッカー=日本代表23選手が決定 [ 05月15日 15時48分 ] 5月15日、サッカーの日本代表ジーコ監督はW杯ドイツ大会に出場する代表23選手を発表(2006年 ロイター/Kimimasa Mayama) [東京 15日 ロイター] サッカーの日本代表ジーコ監督が15日、都内のホテルで6月9日に開幕するワールドカップ(W杯)ドイツ大会に出場する代表23選手を発表した。 欧州組の中田英寿(ボルトン)や中村俊輔(セルティック)、高原直泰(ハンブルガーSV)らが順当に選ばれたほか、FW巻誠一郎(ジェフ千葉)が代表入りするサプライズもあった。 日本は3大会連続でW杯に出場する。 日本代表登録メンバー23選手は以下の通り GK 川口能活(ジュビロ磐田) 楢崎正剛(名古屋グランパスエイト) 土肥洋一(FC東京) DF 宮本恒靖(ガンバ大阪) 加地亮(ガンバ大阪) 三都主アレサンドロ(浦和レッズ) 中澤佑二(横浜F・マリノス) 田中誠(ジュビロ磐田) 坪井慶介(浦和レッズ) 駒野友一(サンフレッチェ広島) 中田浩二(FCバーゼル) MF 中田英寿(ボルトン) 中村俊輔(セルティック) 稲本潤一(ウェスト・ブロムウィッチ) 小野伸二(浦和レッズ) 遠藤保仁(ガンバ大阪) 福西崇史(ジュビロ磐田) 小笠原満男(鹿島アントラーズ) FW 高原直泰(ハンブルガーSV) 柳沢敦(鹿島アントラーズ) 玉田圭司(名古屋グランパスエイト) 大黒将志(グルノーブル) 巻誠一郎(ジェフ千葉) 久保落選!巻代表入り…ドイツW杯23戦士決定 [ 05月15日 17時05分 ] 夕刊フジ ビッグ・サプライズはドイツで!! 日本サッカー協会が15日午後2時、ドイツW杯の登録メンバー23人を発表した。「私の信念を持って選んだ」というジーコ監督から読み上げられたメンバーは、大半はジーコチルドレンを抜擢。唯一のサプライズは当確とみられていたFW久保竜彦(横浜M)が落選し、巻誠一郎(千葉)が加わったことだった。登録メンバーは、17日から福島・Jヴィレッジで国内最終合宿を行う。日本代表にとって3度目のW杯はジーコ監督と中田英寿がカギを握る存在になった。 詰めかけた報道陣は300人。会場となった東京・渋谷区内のホテル周辺は、テレビ全局の中継車が行列をつくり、交通渋滞を起こすほどだ。今やメンバー発表は、4年に1度の国民的な関心事。 「サプライズはない」と再三、公言していたジーコ監督の言葉通りにメンバーは、久保が落選して、当落線上にいた巻が加わったことを除けば、ほぼ順当。 ジーコ監督は巻の選出について、「去年の終わり頃から彼は必死に日本代表のためにプレーした。ドイツでは、日本のためにきっと素晴らしいプレーをしてくれると思う」と、その理由を語った。一方、久保の落選については、「足、ヒジ、腰に故障を抱えており、満足なプレーができない。わたしは彼のプレーが大好きだけど、ケガを治すことが先決だと思う」とサプライズの理由を明かした。 02年7月22日に「日本代表監督の契約」を行った同じホテルでの会見は、日本サッカー協会・川淵三郎キャプテンが同席した。 「私もメンバーは知らない。ジーコ監督の口から今、発表してもらいます」と川淵キャプテンが口を開いた後、淡々とジーコ監督の口からメンバーの名前が読みあげられる。 日本にとって3度目となるW杯のメンバー発表は、初めて代表監督の口から告げられた。協会会長の同席も史上初というセレモニーとなった。契約会見と同じホテルを使うことにしたのも、ジーコ監督のゲン担ぎだという。 初出場となった98年フランス大会では、岡田武史監督の口からカズや北沢など、落選者だけが告げられただけ。02年日韓大会では、トルシエ監督が、中村俊輔を落選にしたことのファンの過剰反応を恐れ、直前になって「自分は同席しない」と急遽(きゆうきよ)、協会幹部の口から発表されている。 さて、今回のドイツW杯。ジーコ監督と中田英寿の2人が紛れもないキーマンとなった。実は中田英は、02年W杯終了後、トルシエ監督との確執が引き金となり「日本代表の引退」を決意。同年10月のジーコジャパン初招集の際も「辞退」するつもりでいた。 しかし、代表スタッフの説得もあり中田英が帰国して、ジーコ監督と会談。このとき、2人の間に生まれた「信頼」で、この4年間は日本代表は編成され続けた。 最近のチームの状態はいまひとつだが、チーム浮沈のポイントも『一致』している。それが、ドイツでの直前合宿にあるという。ジーコジャパンは17日から福島・Jヴィレッジで合宿を行う。ただし、これは陸上部と思わせるようなランニング中心の練習メニューが決まっている。 注目の中田英を含む「海外組」は17日からではなく、20日以降の合流を予定。その後、ジーコジャパンはドイツへ向け26日に出発する。そこから「勝負だ」とジーコ監督も中田英も話しているという。 メンバー発表の直前に行われたキリン杯では、不完全燃焼の2試合が続いていた。が、川淵キャプテンは「本大会では大丈夫」と太鼓判を押す。その自信の裏には、「これまでのチームとは違う。ドイツ大会はジーコがカリスマを発揮して、ヒデが軸になる。試合に出ていなくても、彼なら心配はない」と全幅の信頼をおいている。 ジーコ監督は、「ドイツで世界を驚かせたい」ということが就任した時の公約だった。きょうのメンバー発表では、いつ爆発するかわからない腰痛が持病の久保が落選。今が伸び盛りで今年に入ってアピールを続けていた巻を選んだが、日本中が歓喜するようなビッグ・サプライズは、本番で、ぜひ-。 ■巻誠一郎 ジェフ千葉。熊本県出身。05年7月東アジア選手権対北朝鮮戦で代表デビュー。国際Aマッチ9試合に出場3得点。「利き足は頭」が口ぐせ。長身を生かしたポストプレーと、前線での泥臭い仕事を厭わず、守備でも貢献する。代役で初招集されてチャンスをつかみ、今月のキリン杯ブルガリア戦では交代直前にゴールを決めて、代表入りをアピールした。高校までサッカーとアイスホッケーを両立していた変わり種。 <サッカーW杯>落選の久保「仕方ない」 主な選手談話 [ 05月15日 17時42分 ] 日本代表に選出された巻誠一郎ら主な選手と、落選した久保竜彦のコメントは以下の通り。【デジタルメディア局】 久保竜彦(横浜マ)=落選 今まで練習も試合もしてきた仲間なので、(代表に選ばれた選手には)頑張ってほしい。いいチャンスだったけれど、仕方ない。(所属する)マリノスの試合があるのでそこで頑張りたい。 巻誠一郎(千葉) 会見は、期待せず客観的に見ていた。まさか選ばれると思っていなかった。かなりビックリしたが、落選した人、応援してくれた人のために僕らしく、日本のために戦いたい。 玉田圭司(名古屋) すごいドキドキしていたので、素直にうれしい。メンバーが発表されるまでずっとFW争いと言われていたが、自分に自信は持っていた。ドイツで頑張りたい。 大黒将志(グルノーブル) 名前が呼ばれた瞬間うれしかったが、これで終わりじゃない。試合に出られたら点を入れられるようベストを尽くしたい。 高原直泰(フランクフルト) まずはメンバーに選ばれて良かったと思います。ようやくワールドカップへのスタートラインに立てました。できるだけ遠くのゴールまでたどり着ける様に、いい準備をして今自分にできる最大限のプレーをだせる状態まで持っていけるようにやっていければ良いと思います。良い結果を得られるようにがんばりますので、皆さん応援を宜しくお願いします。(高原公式HPから原文のまま) 川口能活(磐田) 今までやってきたことをしっかり出し、ドイツのピッチで日本の勝利に貢献したい。出るからには優勝を目指して頑張りたい。 小野伸二(浦和) チームを明るくする役割を求められていると思う。ピッチではリーダーシップを取り、自分に負けないように頑張りたい。 三都主アレサンドロ(浦和) 日本の強さを見せて行きたい。自分の良いプレーをドイツで見せたい。 中村俊輔(セルティック) 4年前、ああいう結果だっただけに素直にうれしい。選ばれなかった選手のためにも一瞬たりとも気の抜いたプレーできない。精一杯頑張りたい。 中沢佑二(横浜) 前回は選ばれなくて、くやしくて会見も開けなかったが、今回はこの場(会見の場)を迎えられてうれしい。
by azatsu0422
| 2006-05-15 13:59
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