2006年 05月 15日

ゴジラ復活を祈る。

松井秀選手のケガは、外出中に地下鉄の売店で貼り出された夕刊紙の見出しで知りました。かなりショック。かと言って誰に言える話でもなく、淡々と仕事を済ませて、その合間に携帯でニュースを見て…。

契約更改、WBCへの不参加・・・、今季に期す強い覚悟と、万全の準備を重ねて来たであろう日々・・・。開幕序盤からの一進一退。チームも不安定で、これから行くぞ・・・という場面で、痛恨のスライディング・キャッチ。・・・何も言えません。ゴジラが最善を尽くしたプレーだったのですから・・・。

それにしても、監督とチームメイトをはじめ、日米のファン、そして長嶋サンやイチロー選手、日本球界のうるさ型OB、それから辛口な米国メディアやネガティブな捉え方一辺倒の日本の夕刊紙までが、松井秀選手を非難せずに離脱を惜しみ、彼の謙虚なコメントを素直に受け止めてネガティブに反応せず、早期の復活と更なる活躍を心待ちにしている様子が報道から伝わって来ますが、現役で仕事をしている世代で、今どきこれほどの扱いを受ける人物がいるでしょうか?どんな記録よりも世知辛い現世であるだけに、尊敬すべき事実だと思えます。

あとは、驚く早さで治ることと、恐るべき不屈の精神で早期復活、チーム合流早々に目の覚めるような華々しい一打でヤンキースを盛り立てて欲しい・・・と祈るばかりです。


NY地元紙、松井秀の誠実な姿勢に感動

 ヤンキースの松井秀喜外野手は12日(現地時間)、レッドソックス戦で骨折した左手首の手術後に談話を表明。それが、“辛口”で知られるニューヨークメディアの心を打ったようだ。
 ニューヨーク地元紙『デイリー・ニュース』は14日、守備中のアクシデントにもかかわらず、ケガによる離脱を素直に謝罪した松井の真摯(しんし)な姿勢を高く評価した。
 松井は「ケガをしたことで、チームメートに迷惑をかけて申し訳なく思う。連続試合出場を考慮して毎試合起用していただいたトーリ監督には心から感謝しています」という談話を残した。このコメントに対して同紙は、「松井こそがアスリートのあるべき姿」と絶賛した。
 同紙によると、選手から本音を聞きだすことは非常に難しく、意味が誤って伝わることもしばしばあるという。しかし、松井が今回残した「シンプルでとても心のこもった内容の談話」は、米メディアの心をとらえた。
-Kotaro Okada- [ スポーツナビ 2006年5月15日 9:49 ]


松井秀退院!長嶋さんも2度の激励電話 [ 05月15日 08時05分 ] サンケイスポーツ

 【ニューヨーク13日(日本時間14日)】ミスターから緊急生電話!! 11日のレッドソックス戦(ニューヨーク)で骨折した左手首の手術を12日に受けたヤンキースの松井秀喜外野手(31)が、当地の病院を無事に退院した。松井秀は術後の痛みがあるため、公の場には姿を現さなかったが、この2日間に巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(70)から2度の電話があったことが明らかになった。ゴジラは恩師の激励を胸に、一日も早い復活を目指す。
 まだ患部に痛みはあるが、自然と笑みがこぼれる。松井秀のつらい2日間が終わった。
 「24時間がこんなに長いとは思わなかった。きょうからはテレビをみて、自分の部屋でヤンキースを応援します」
 広岡勲広報(39)を通じてコメントを発表した松井秀。本来、この日の午前中に退院する予定だったが、術後の痛みを抑える鎮痛剤の副作用で数時間眠り、現地時間の午後2時50分に退院した。病院側は車いすを用意したが「大丈夫です」と自力で歩行。器具で固定した左腕を肩から布でつった状態で、球団職員が運転する車に乗り込んだ。
 けがや痛みには強いゴジラだが、手術の麻酔が切れると激痛との戦いだった。「きのうが一番痛かったみたい。夜も熟睡はしていないと思う」と広岡広報。さらに今後は、過酷なリハビリが待っている。そんなゴジラにこれ以上ない“援軍”が登場した。長嶋終身名誉監督だ。
 ミスターから“愛の生電話”。松井秀が負傷し、病院に運ばれた直後、すぐに国際電話がかかってきた。処置などで出ることはできなかったが、術後の前日12日に再び電話連絡。同広報によれば松井秀は「(連続出場について)起用し続けてくれてありがとうございました」と謝辞を述べていたという。
 92年のドラフト会議で自分を引き当ててくれたのがミスターだった。1768試合という連続出場記録は、長嶋監督政権下の93年から始まった。「巨人の4番は見に来てくれるお客さんのためにも毎試合、姿を見せなければならない」。そんなミスターの“教え”で出場記録は続いた。
 レッドソックスと激しい地区優勝争いを展開していた昨年9月には、まひの残る右手で書いた「最後まであきらめないで頑張れ」との直筆メッセージを受け取った。その色紙は自宅の書斎に飾ってある。優勝への激励はいま、復帰への“激励”に変わった。
 「(松井は)一生懸命に明るくしようとしているのがみてとれます。冗談をいえば返ってきます」(広岡広報)。
 明るさが戻った。決してひとりではない。海の向こうで、温かく見守ってくれる恩師がいる。ゴジラはきっと、一回り大きくなって、グラウンドに戻ってくる。


イチローが松井秀に“エール”…「この後イヤな相手になる」 [ 05月14日 08時05分 ] サンケイスポーツ

 【アナハイム(米カリフォルニア州)12日(日本時間13日)】マリナーズのイチロー外野手(32)が、左手首を骨折したヤンキース・松井秀喜外野手(31)について「この後はイヤな相手になると思う」と独特の表現でエールを送った。この日、エンゼルス戦に『1番・右翼』で出場し、5打数2安打した“天才打者”も、ゴジラの復活を信じている。
 メジャーでプレーする同じ日本人選手として、黙っていられなかった。長期離脱が決まった松井秀に対して、イチローが独特の言い回しで復活を願った。
 「(連続出場記録が)けがで切れるのは、やっぱりつらいだろうね。ただ僕としては、この後イヤな相手になると思いますよ」。松井秀が大けがを克服して、さらなる成長をとげることを予言した。長いリハビリを乗り越えることで、精神的にたくましさを増し「イヤな相手」に変貌するというのだ。
 オリックス時代の99年、イチローも連続試合出場が死球のため763試合で途切れた。「僕は(連続出場を)目標に置いていなかったけど、けがをしたときはものすごく悔しかったですよ」。日本時代の忘れられない悔しさを糧にしたからこそ、その後の栄光があったのだ。
 この日のエ軍戦は大敗したが7試合連続安打となる2安打で、打率も3割目前まで迫った。ひとつ年下の松井秀は、高校時代に練習試合で戦った仲でもある。「強くなって戻ってこい」という先輩の言葉は、ゴジラの胸にどう響くだろうか。


トーリ監督から熱いメッセージ…ヒデキよ、プレーオフで待ってる! [ 05月14日 08時05分 ] サンケイスポーツ

c0019485_1816145.jpg 【ニューヨーク12日(日本時間13日)】11日のレッドソックス戦で左手首を骨折したヤンキースの松井秀喜外野手(31)が、当地の病院で手術を行った。約2-3週間後にギプスを外し、リハビリを始める。松井秀の離脱を受けてジョー・トーリ監督(65)も「ヒデキはプレーオフに戻ってくる。力を合わせて頑張ろう」とナインにゲキ。同僚の期待に応えるため、ゴジラは早期復帰を目指す。〔写真:アクシデント直後の松井秀。左手首を固定して球場から病院に向かった〕

 日本はもちろん、全米が衝撃に包まれた左手首骨折から一夜明け、ゴジラが復活への第一歩を歩み始めた。現地時間12日の朝、ニューヨークの病院で約2時間の手術。幸い複雑骨折ではなく、1箇所ですんだ橈骨(とうこつ)の折れた部分をピンで固定した。
 「けがをしたことは残念だし、チームに迷惑をかけたのが申し訳ない。また元気にグラウンドに立てるよう頑張ります。連続試合出場については、毎試合、起用していただいたトーリ監督にとても感謝しています」
 手術後、広岡勲広報(39)が松井秀のコメントを発表した。巨人時代からゴジラの喜怒哀楽を見てきた広岡広報だが「ショックは大きいと思うけど、表情的には和らいでいました」と、落ち着いている様子を説明した。
 全治などについて、正式な発表は明かされていないが、関係者の話を総合すると、骨折部位は手首の付け根、腕時計をはめる辺り。左腕をギプスで固定し、2、3週間後から本格的なリハビリを開始するという。
 いずれにしても、これで日米通算1768試合連続出場を続けてきた“鉄人”の長期離脱が確定。トーリ監督は報道陣に「最低でも3カ月。早くてもシーズン後半だろう」と慎重に復帰時期を示したが、その裏では残った選手に強烈なゲキを飛ばしていた。
 「ヒデキはビッグ・ガイ(大切な選手)だ。彼がいなくなるのは痛い。たぶん、レギュラーシーズンでの復帰も難しいだろう。でも、きっとプレーオフには戻ってきてくれると思う。その日まで、みんなで力を合わせて頑張ろう!!」
 アスレチックス戦前、緊急ミーティングを開いた名将は、選手を前に熱く語ったという。その話を報道陣に明かしたジョニー・デーモン外野手(32)も、このゲキを受け止め「オレたちがベストを尽くすしかない」と改めて気合を入れていた。
 チームのことは心配せず、完全に治して戻ってこい-。監督、同僚からのエールを受けた松井秀が、プレーオフに向けて奇跡の復活を遂げる。


ヤ軍非常事態!松井秀、シェフィールド離脱で戦力低下必至 [ 05月13日 08時05分 ] サンケイスポーツ

 【ニューヨーク11日(日本時間12日)】ヤンキースを襲った松井秀喜外野手(31)の左手首骨折、長期離脱。チームは『3番・右翼』を任されているゲリー・シェフィールド外野手(37)も故障者リスト入りしており、主力打者2人を欠く非常事態布陣にジョー・トーリ監督(65)は困惑の表情だ。また主将デレク・ジーター内野手(31)ら選手も危機感を強めた。
 ゴジラのいない試合後のロッカーには言いようのない静けさが漂っていた。ただの1敗では済まされない。松井秀の長期離脱という事態の重さをトーリ監督以下、全員が重く受け止めていた。
 「残念で仕方ない。これまで、彼(松井秀)抜きで戦うのを考えたことがない。だが、いなくなった以上はいてくれたらいい、などとは言っていられないんだ」
 絞り出すようにしてトーリ監督は語った。「出たい」ゴジラと「使いたい」トーリ監督の考えはピタリと一致し、米国でも連続試合出場記録は前日まで続いてきた。それがまさかの暗転。松井秀の15日間の故障者リスト入りとケビン・リース外野手(27)の昇格を急きょ決定したが、開幕から主に5、6番を打ってきた松井秀の代わりが務まるかは、はなはだ疑問だ。
 ゲリー・シェフィールド外野手(37)も左手を痛め故障者リストに入っている現状。当面はリースに加えてベテランのバーニー・ウィリアムズ外野手(37)、さらに若手のメルキー・カブレラ外野手(21)、ブッバ・クロスビー外野手(29)に中堅のレギュラーを務めるジョニー・デーモン外野手(32)を加えた布陣でやりくりしていくことになるが、戦力低下は否めない。
 「最悪だよ。ヒデキは毎日、計算できる選手だからな。誰かが代わりに出ていってヒデキがやっていたのと同じ仕事をするのは大変だよ」
 チームにあふれる危機感を主将のジーターは言葉にした。2003年の入団以来、不動のレギュラーを張り、好守の要だった松井秀の穴をいかにして埋めるのか。6年ぶりの世界一を目指すヤ軍にとっては、頭の痛い問題だ。


ヤンキース、悪夢の3連戦(1/2) ニューヨークを襲った「松井骨折」の衝撃
2006年05月12日 (岡田弘太郎)

c0019485_19483015.jpgレッドソックス戦の1回守備で左手首を骨折し、苦痛の表情を見せる松井秀喜。トーリ監督は復帰まで「約3カ月かかるのでは」との見解を示した【 (C)Getty Images/AFLO 】




■ 突然訪れた“悪魔の瞬間”
 その瞬間、球場全体が凍りついた。
 11日(現地時間)、レッドソックスとの首位攻防3連戦の第3戦。1回表の無死一塁という場面で“悪夢の瞬間”は訪れた。2番打者マーク・ロレッタの放った浅いライナー性の打球を捕球しようとしたレフトの松井秀喜は、スライディグキャッチを試みグラブを伸ばした際、地面に引っ掛ける形で左手首をひねった。顔をしかめてうずくまる“55番”の異変に気づいたジョニー・デーモンが、センターの定位置から駆けつける。ただごとではないと察知したトレーナーがベンチを飛び出し、しばらくすると、松井はトレーナーに支えられながらフィールドを後にした。

■ ニューヨークを襲った「松井骨折」の衝撃
 野球規則によると、連続試合出場を継続するためには最低1イニングの守備に就くか、打席に立って出塁、あるいはアウトになることが条件となっている。そのため5回が終了し、この試合が成立した時点で、日本のプロ野球時代から続いていた松井の連続試合出場記録は日米通算1768試合で途絶えることとなった。松井退場のショックが覚めやらぬ中、さらなる衝撃のニュースが舞い込む。病院での検査の結果、松井の左手首のけがは骨折であることが判明したのだ。しかも、緊急手術を要する重傷。これには、米メディアも直ちに速報を出すなど、ニューヨークに衝撃が走った。
 現時点で松井の復帰時期はめどが付いていないが、仮に長期離脱となればヤンキースにとって大幅な戦力ダウンは避けられないだろう。結局ヤンキースは主軸選手離脱のショックから立ち直れぬまま、終盤レッドソックスに逆転を許し、この試合を3-5で落とした。ライバル相手にまたしても接戦での弱さを露呈した形だが、この日の敗戦が単なる1敗以上の落胆をチーム内に与えたのは間違いない。


ヤンキース、悪夢の3連戦(2/2) 左腕エース・ジョンソンの乱調
2006年05月12日 (岡田弘太郎)

c0019485_19514140.jpg9日のレッドソックス戦に先発するも、5安打7失点で4回途中にKOされたランディー・ジョンソン。“ビックユニット”の不調は続く【 (C)Getty Images/AFLO 】






■ 不安を残すジョンソンの乱調
「みっともない試合。みんな駄目だった」
 9日に行われた第1戦終了後の会見で、監督室のいすに深く腰掛けたジョー・トーリ監督は、珍しく語気を荒げて言い放った。本拠地で今季初めて宿敵レッドソックスを迎えたシリーズ初戦は3失策、2暴投がすべて失点に結びつく悪循環で、今季ワーストの14失点。ヤンキースにとって間違いなく今季最悪と言える試合内容だった。中でも、先発しながら4回途中に5安打5四球、7失点でノックアウトされたランディー・ジョンソンは、初回から自慢の速球が痛打されるケースが目立った。ボールに昨季までの勢いはなく、「どこか体調でも悪いのか?」と思ってしまうくらい、ただ投げているだけというような弱々しい印象を受けた。試合後、「自分の投球がまったくできなかった。具体的にどこが悪いかは現時点では不明だ」と話す表情からは、かつて“ビックユニット”と呼ばれた迫力は消えうせていた。開幕から防御率5点台と不調に悩む左腕は、今後に大きな不安を残した。
 一方の打線も、レッドソックスのエース、ジョシュ・ベケットに完全に力負けし、ジェイソン・ジアンビーの2点本塁打のみに抑えられる寂しい内容。そこには3連戦前まで5連勝中だった勢いはみじんもない。電光掲示板に映し出された「3-14」という無惨な結果に、ファンの深いため息が球場を包んだ。

■ 9年連続地区優勝に早くも黄信号
 結局この3連戦は、ヤンキースが1勝2敗と負け越して幕を閉じた。しかしながら、1ゲーム差で首位を明け渡した事実以上に、ヤンキースにとっては痛みだけが残るシリーズとなった。
 今回の首位決戦は、帝国復活の狼煙(のろし)を上げる絶好の機会となるはずだった。今季開幕当初から、勝つときは大勝、負けるときは接戦というような不安定な戦いが続いていたヤンキース。だが最近の5連勝で復調の兆しを示していただけに、ゲーム差なしで首位に並ぶライバルをたたいて、一気に波に乗りたいところだった。しかし、その思惑はエースのノックアウト、そして松井の離脱という最悪の事態であえなく崩れ去った。
 11日の試合後、松井の離脱についてトーリ監督は「復帰まで3カ月はかかるだろう」との見解を示した。12日に手術を受ける松井の復帰時期の見通しは、現時点では立っていない。すでにゲーリー・シェフィールドを故障で欠くヤンキースにとっては、2人のレギュラー外野手を同時に失うだけでなく、本来なら4番と6番を打つべき打線の核を失ったことになり、大幅な得点力低下が懸念される。この3連戦でヤンキースが失ったものは、あまりにも大き過ぎる。出口の見えない左腕エースの不振と、常にフィールドで戦い続けた主軸選手の長期離脱は、ヤンキースの今後の戦いに暗い影を落とし、9年連続地区優勝に早くも黄信号をともらせた。
<了>
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by azatsu0422 | 2006-05-15 18:10 | スポーツ(特集・松井秀喜)


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