2006年 08月 21日

これぞ高校野球!

どんな創作物も敵わないドラマでした。今度の日曜日の朝を待つまでもなく、大沢親分の「あっぱれ!」が聞こえてきそうな決勝戦でした。
「田中は、ぼくたちの世代では最高の投手。でも、負けないように投げようと思いました」という早実・斎藤投手のコメントは、若さと人間的な成熟が相まった感じで、いいなぁ~と思います。
「球史にさんぜんと輝く決勝戦に感動した。両チームナインの奮闘をたたえたい」という高野連会長の挨拶にも素直にうなずけます(普通、こういう立場の人の挨拶には素直になれない私だが…)。
願わくば、私が生きてる間に私の母校もこんなドラマの当事者になって欲しいなぁ~…。



早実が駒苫を破り初優勝 ハンカチ手にする斎藤 共同通信 8月21日 (月) 17:09

c0019485_20495017.jpg決勝再試合を制し、ハンカチを手に感極まった表情の早実・斎藤=21日午後、甲子園球場(共同通信)








<高校野球>早実、悲願の初優勝 駒大苫小牧3連覇成らず [ 08月21日 15時02分 ]

 第88回全国高校野球選手権大会の37年ぶりとなる決勝再試合は21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われ、早稲田実(西東京)が4-3で駒大苫小牧(南北海道)を降し初優勝を飾った。駒大苫小牧は、戦前の中京商(現・中京大中京)以来73年ぶり2校目の3連覇を目指したが果たせなかった。
 [試合経過]
 駒大苫小牧はエース田中ではなく、3試合連続で、2年生の菊地を先発のマウンドに送った。早稲田実は4日連投となるエース斎藤が先発した。
 早稲田実・斎藤は一回表、速球、変化球を低めに集め、駒大苫小牧の三谷を遊ゴロ、三木を左飛、中沢を空振り三振に仕留め、上々の滑り出しを見せた。
 その裏、早稲田実は小柳の二塁内野安打などで、2死一、三塁とし、船橋が中前適時打で1点を先制。駒大苫小牧はここでエース田中を投入、最少失点に抑えた。
 早稲田実は二回、四球の内藤が白川の送りバントで二進。2死後、川西が田中の速球を流し、痛烈な左翼線二塁打。1点を加えた。
 駒大苫小牧は四回2死から、中沢がチーム初ヒット。しかし、続く本間篤が倒れ、無得点。
 駒大苫小牧は五回、岡川、山口の安打で2死一、二塁としたが、小林は斎藤の鋭いスライダーに三振を喫した。
 斎藤は五回まで被安打3で7奪三振。駒大苫小牧・田中もスライダーがさえて三、四、五回は無失点に抑えた。
 駒大苫小牧は六回に反撃した。先頭の三谷が、斎藤の低めスライダーを振り抜き、左中間本塁打。1点を返した。
 早稲田実も六回、2死から内藤が四球を選び、白川が左翼フェンス直撃の二塁打を放って、再び2点差とした。
 早稲田実は七回、死球の川西を小柳がバントで送って、2死後、後藤が左前適時打。点差を3とした。
 駒大苫小牧は九回、三木が左前打で出塁。続く中沢が中越えに2点本塁打を放ち、1点差。しかし斎藤が踏ん張って早稲田実が逃げ切り、夏の初優勝を果たした。駒大苫小牧はあと一歩で夏3連覇を逃した。


斎藤4連投で早実初の夏制覇…執念で駒苫田中打ち崩す [ 08月21日 17時05分 ] 夕刊フジ

c0019485_19561138.jpg 「クールな剛腕」斎藤が4試合連続2ケタ奪三振となる13奪三振、118球完投で、早実に深紅の優勝旗をもたらした。第88回全国高校野球選手権大会最終日は21日、前日に延長15回引き分けとなった駒大苫小牧(南北海道)-早稲田実(西東京)の決勝戦再試合が行われ、早実が4-3で駒大苫小牧に逃げ切り、27度目出場で悲願の初優勝を果たした。先発は駒大苫小牧が菊地、早実は4連投の斎藤。1回に早実が先制すると、駒大苫小牧は早くもエース田中が登板。序盤から前日に続く両投手の激突再現となった。昭和44年の松山商-三沢以来、37年ぶり史上2度目の決勝引き分け再試合。駒大苫小牧は73年ぶり史上2校目の夏3連覇を逃した。
 クールな鉄腕が、マウンド上で喜びを爆発、涙を見せた。先発斎藤はどこまでもタフガイだった。1回、1番・三谷を遊ゴロ、2番・三木を左飛に抑えると、前日に2安打された中沢を迎えた。カウント2-1から真ん中低めに沈むスライダーで空振り三振に仕留める。これが斎藤の奪三振ショーの始まりだった。
 前日、あれほど1点を取るのに苦労したのに、この日は早々と早実が得点した。前日に続き先発した駒大苫小牧の2年生右腕・菊地から1回、先頭の川西が四球を選ぶ。内野安打、四球などで2死一、三塁のチャンスにチーム一の10打点を叩き出してきた勝負強い5番・船橋が、中前に弾き返し先制点を奪った。
 ここで駒大苫小牧は、エース田中がマウンドへ。試合前、香田監督は「田中は疲れがまったくないというわけではない」と話していたが、いきなり迎えたピンチは、エースに託すしかなかった。迎えた7番・斎藤との対戦に場内は大歓声。左直で、田中はピンチをしのいだ。
 しかし2回、内藤の四球などで2死二塁とすると、1番・川西が左翼線へ二塁打を放ち2-0とリードを広げた。
 この日の試合前、早実・和泉監督は斎藤の回復ぶりに驚いていた。「3回戦から4日連投になるのは心配だが、斎藤は思ったほど疲れていないという。強い体を持っている」。前夜、肩や腕へのはり治療のほか、疲労回復に効果があるとされる酸素カプセルに入り、体力回復に努めた。今春のセンバツ以降、スタミナ強化を図ってきた自負があった。
 2回には先頭の本間篤を142キロ速球で見逃し三振、田中も見逃し三振だ。7回までに4試合連続となる2ケタ奪三振の圧巻だった。
 駒大苫小牧に6回、左中間本塁打、9回には2ランを浴び、1点差に詰め寄られた。
 「なんとしても、優勝旗を東京に持ち帰りたいんです」と話していた早実・和泉監督の執念がナインを奮い立たせた。
 大先輩のソフトバンク・王監督を励ましたいとの思いが強かった早実が、深紅の大優勝旗を手にした。
 早実・斎藤投手の話「(早実の先輩)王さん、荒木さんも達成できなかった夏の大会で優勝できて、とてもうれしい。とにかく、仲間を信じて投げ抜いた。(駒苫の)田中は、ぼくたちの世代では最高の投手。でも、負けないように投げようと思いました」


<高校野球>早稲田実 初優勝 駒大苫小牧3連覇の夢消える [ 08月21日 18時22分 ]

 第88回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)の決勝再試合は21日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われ、早稲田実(西東京)が4―3で駒大苫小牧(南北海道)を降し、初優勝を飾った。駒大苫小牧は、戦前の中京商(現・中京大中京)以来73年ぶり2校目の3連覇を目指したが、かなわなかった。
 10年ぶり27回目出場の早稲田実は、1回戦の鶴崎工(大分)に続き、2回戦も強豪・大阪桐蔭(大阪)に快勝。勢いに乗って福井商(福井)、日大山形(山形)、鹿児島工(鹿児島)を降して26年ぶりの決勝へ。20日の決勝戦は延長15回1―1で決着せず、大会規定により37年ぶりの引き分け再試合となった。
 閉会式で脇村春夫・日本高野連会長は「球史にさんぜんと輝く決勝戦に感動した。両チームナインの奮闘をたたえたい」とあいさつした。【野村和史】
 ▽早実OBで80年準優勝投手、荒木大輔・西武投手コーチの話 早実らしく、粘り強い野球だった。投手だけでなく、守備も堅く、打撃も破壊力があり、足の攻撃もできる素晴らしいチーム。OBとして誇りに思い、早実の卒業生で良かったと思う。斎藤投手はボールの速さが魅力だが、それだけでなく、状況に応じてカウントが取れる投手で、相手から見たら打ちにくいと思う。今は十分に体を休め、今後に向け、頑張ってほしい。優勝おめでとう。


(8/21)早実が悲願の初優勝・駒苫、夏3連覇ならず

c0019485_19515939.jpg 第88回全国高校野球選手権大会最終日は21日、兵庫県西宮市の甲子園球場で前日に延長15回引き分けとなった駒大苫小牧(南北海道)―早実(西東京)の決勝の再試合を行い、早実が4―3で勝ち、1915年の第1回大会から通算27度目の出場で悲願の初優勝を果たした。
 駒大苫小牧は31―33年の中京商(現中京大中京=愛知)以来、73年ぶり史上2校目の夏の大会3連覇はならなかった。
 69年の松山商(愛媛)―三沢(青森)以来、37年ぶり2度目の決勝引き分け再試合。スタンドは平日の月曜日にもかかわらず、前日と同じ満員5万人の観衆で埋まった。
 一回に1点先制した早実は、一回途中から救援した駒大苫小牧のエース田中将大投手からも2、6、7回に1点ずつを挙げた。
 今大会、1回戦から全7試合に先発し、ほぼ1人でマウンドを守った斎藤佑樹投手は、4日連投とは思えぬ好投で13奪三振。駒大苫小牧の反撃を2本塁打による3点で食い止めた。早実は今春の選抜大会の関西(岡山)戦でも延長15回引き分け再試合で勝っている。
 例年にない猛暑の中での甲子園大会は、これまでの1大会通算最多本塁打記録を13本も上回る60本塁打が記録された。〔共同〕

▽決勝・引き分け再試合(第16日)

駒大苫小牧(北海道)-早 実(西東京)

         1  2  3  4  5  6  7  8  9  計
駒大苫小牧  0  0  0  0  0  1  0  0  2  3
早 実      1  1  0  0  0  1  1  0  × 4


練習場の整備、初優勝の背景 王貞治記念グラウンドも 2006年 8月21日 (月) 20:07

 1901年創立の早稲田実が、王貞治氏も荒木大輔氏もできなかった夏の全国制覇を成し遂げた背景には、ようやく整った練習環境や、文武両道の校風があった。
 早実は01年、新宿区から国分寺市に移転。翌年には商業科を募集停止、男女共学化、初等科も開校と、めまぐるしい変遷を遂げた。
 それは野球部にとっては苦難の始まりだった。移転に伴い、練習場だった武蔵関グラウンド(練馬区)は99年夏に閉鎖。「グラウンド確保に必死で、練習に集中できなかった」と和泉実監督は振り返る。大学や社会人チームのグラウンドを渡り歩く日々が続いた。
 今の3年生が入学した年の7月、八王子市に「王貞治記念グラウンド」が完成。両翼93メートル、中堅120メートル。照明もある。やっと腰をすえて練習に打ち込める環境が整った。和泉監督は「選手が部室でゆっくり話をできるようになり、仲間意識も高まった」。
 人材もそろってきた。優勝の原動力になったエース斎藤佑樹君は群馬県出身。早実に入学した理由を「野球だけでなく、人間的にも成長したいと思ってこの学校を選んだ」と話す。
 「文武両道の伝統」。選手たちは他の生徒たちと同じように授業を受けた後、電車などでグラウンドに向かう。和泉監督は「試験休みはしっかり取るし、テストの成績が悪ければ練習をさせない」という。
 スポーツ分野に特定した推薦制度もあるが、一般入試で難関を突破した主力選手もいる。帰国子女でドイツ語を話し、「将来の夢は国際弁護士」と話すレギュラー選手もいる。
 現在は100%近くが早稲田大に進学する。都内の強豪私立の監督は「いまは野球が強いというだけでは、人が集まらなくなっている。その点、有名私大の系列校には、絶大なブランド力がある」と話した。
(2006年08月21日20時07分 朝日新聞社)
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by azatsu0422 | 2006-08-21 20:14 | スポーツ


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