ボロは着れども心は錦。

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2006年 10月 12日

北朝鮮という国は金正日体制の楯にされているだけだ。

北朝鮮は国家じゃないと思う。国と考えずに、「金正日」という大戦後の犯罪史上、最大最悪の「犯罪組織に乗っ取られた地域」だと受け止めたい。

北朝鮮が孤立化するような国際社会の常識的な力学を思えば、北朝鮮が核実験を行うメリットが何も無いため、核実験が単なる瀬戸際外交の「脅し」だと思って、実際に実験を行わないだろうという見方が多かったと思う。でも、それは誤りだという事がはっきりした。

遵法意識の無い「犯罪組織」に、法と秩序を諭しても不毛な徒労で、あくまで現実的な力関係でねじ伏せるしかない。しかも、我々は武力行使を望まない平和主義の法治国家を標榜している。悪徳商法の業者や経済ヤクザに立ち向かう、情熱的な敏腕・剛腕弁護士、といったイメージの対応が必要だ。

何しろ、北朝鮮に民主主義や国際社会の常識が通用しないことが証明されたのだ。融和の態度を示せば、つけあがる。それは、そうだ。北朝鮮は「金正日体制という犯罪組織の保持」だけが、あらゆる発想と行動の原点なのだから。そう考えれば、全て説明できる気がする。

北朝鮮は、国民を盾にして、核で世界を脅しながら金正日体制の安堵を保証させた挙句、麻薬や偽札、偽造タバコと同じノリで、今度は世界中に核兵器を売りさばこうとしているわけだ。こういう行為が、どれだけ世界中の平和を乱そうが、金正日にとっては他人事だ。しかも、その目的が飢餓に喘ぐ北朝鮮国民の救済と生活水準の向上にあるかと言えば、金正日のためなのだ。

凶悪な犯罪組織にルールやマナーを持ち込んでも、相手にとっては意味が無い。常に「まさか…」と思われるほどの最悪の事態を想定しないとダメだ。

こんな奴らを相手にしても、我々は民主主義と法治国家の建前に沿って動かざるを得ない。

大量破壊兵器を用いた戦闘状態を仕掛けるわけに行かない以上、来る冬に向かって北朝鮮を徹底的な兵糧攻めにするしか無い。国民の命を楯にしている以上、兵糧攻めだって大量虐殺の誹りをまぬがれないが…。どうでも良いが、ちなみに社民党は兵糧攻めを人道的見地から反対するのだろうか。社民党は、そうしないとは主張の一貫性を失う。

そして…、北朝鮮の国民が金正日体制からの解放を求めて立ち上がり、北朝鮮を国内から崩壊させて欲しい…と願う。ルーマニアのシャウシェスク政権崩壊が理想の展開だと思う。もはや6ヶ国協議の建前とは別に、5ヶ国で金正日体制が内部崩壊するような工作を共同して行って欲しい。ジェームズ・ボンドが必要なら、5ヶ国の面子を捨ててでも、イギリスに派遣要請して欲しい。

いずれにせよ派手な戦争はダメだ。若い世代ほど、日本も武装を強化して核保有国になるべきだという意見が多いらしいが、私は防衛軍として護身力の強化に賛成するが、少なくとも核保有と他国への武力介入には断固反対の立場だ。イスラエルとパレスチナ、アフガニスタン、イラクの二の舞になってしまう。戦争を主導した人以外の者が罪も無く巻き込まれて、流す血が多くなるほど、巻き込まれた者と親しい周囲に憎しみと悲しみが拡大して、屍と共に蓄積する。

中東戦争、ベトナム戦争、そしてイラク戦争と、時おりアメリカは自国の利益のために「押しつけがましい武力介入」をして、他国の一般人を大量虐殺するような過ちを平気で犯す。そして、その度に怨念と憎悪の連鎖をテロリストに媒介させて、世界中にバラまいているのだ。

我々は、たとえ北朝鮮から核攻撃を受けたとしても、決して大量破壊兵器で報復してはならないのだ。吊るし上げるべき対象は、あくまで核ミサイルの発射ボタンを押す金正日と、彼の取り巻き連中に過ぎない。金正日の楯になっている北朝鮮の一般人を大量虐殺しても、決して問題は解決しないし、それどころか未来永劫に怨念と憎悪を連鎖させるだけなのだ。

私は主張したい。今後、どんなにキレる不条理な攻撃を受けても、北朝鮮の一般人に怨みは無い。平和ボケした武装解除論には決して賛成しないが、とにかく他国の罪の無い一般人を制裁や報復のために殺してはならない。絶対に平和は来ない。かつて日本が無条件降伏したのは例外中の例外、極めて異例なケースで、日本の経緯は復興の参考にならない。

イラク戦争を通じて、「アメリカは、過ちを犯すことがある。」という事実が証明された。
これまで、アメリカとの力関係から、アメリカに協力せざるを得ない現実的な事情があったことは了解しているが、今後は国連の機能強化を通じて、アメリカの独善を世界中の国が結束して毅然とした態度で諌める対応が必要だ。日本が国連改革や発言力の強化に力を入れる理由は、ここにあるのだろうと解釈している。

そして、極論すれば憎しみと悲しみの感情は、核兵器の使用でバラまかれた放射能と同じくらい危険で、何世代にもわたってガンのように悪影響を及ぼす。

我々が憎むべきは、「北朝鮮」でなく、「金正日体制」という犯罪組織なのだ。
融和政策は金正日体制の命の楯にされている人々に対する考え方で、金正日に対するものではないはずだ、と…韓国に向かって言いたい。
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by azatsu0422 | 2006-10-12 15:10 | 政治


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