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ボロは着れども心は錦。

pkitm.exblog.jp
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2007年 03月 20日

企業のトップは案外、大変かも。

何年か前に、BOSSだったか?缶コーヒーのCMで、ボクシングか何かの格闘技を見ながら「ああすりゃいいのに、こうすりゃいいのに…あいつはダメだ…」と好き勝手評論していた男が、突然リングの上に立たされ対戦相手を前に呆然とする…というのがありました。

当事者能力と当事者意識を兼ね備えていたら、自分自身に謙虚になるので、そう簡単に責任者を責めないはずです。

そのサラリーマンをやっていて下から上を見ていると、上のアラばかり見えて、「あれならオレでも出来る。企業のトップなんて気楽なもんだ。」と思う人がいるかも知れません。特に、一般庶民に耳心地良く「解説」と称して上の立場のアラを探しと批判をするのが今どきの人気ニュースキャスターなのでしょう。
でも、誰が企業トップをやっても上手く行くとすれば、それはビジネススキームがハマって右肩上がりの成長軌道にある局面に限るのではないでしょうか。
このニュースは「企業のトップは傍目に感じるほど簡単に勤まらない」という、実は当たり前の事実を示していると思います。


<三洋電機>野中会長の辞任固まる 業績回復が遅れ [ 03月19日 15時01分 ]

 三洋電機は19日、野中ともよ会長(52)が辞任する人事を固めた。野中会長はニュースキャスター出身。05年6月に三洋の社外取締役から代表権のある会長に抜てきされたが、会社経営の経験がないことから、当初から経営手腕を疑問視する見方が根強かった。野中会長らが立案した中期経営計画が発表から、わずか1年で下方修正を迫られるなど三洋の経営再建が当初の見込みから大幅に遅れていることから、責任を明確化する必要があると判断した。
 三洋は半導体事業の不振などで業績が悪化。06年3月に三井住友銀行と米ゴールドマン・サックス、大和証券SMBCの3社が3000億円の第3者割当増資を引き受けた。大株主となった金融機関3社は三洋の業績の回復が遅れていることから会社経営の経験が乏しい野中会長の来期以後の続投に否定的だった。
 野中氏は05年6月、創業家出身の井植敏会長(当時、現最高顧問、75)の後継指名を受け会長に就任。井植氏の長男の敏雅氏(44)も同時に副社長から社長に昇格したことから「井植家の世襲批判をかわすための話題づくり人事」などど言われた。
【田畑悦郎】

by azatsu0422 | 2007-03-20 01:20 | 経済


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