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2005年 11月 17日

そもそも今の目標が同床異夢?

今の決定力じゃ気が気でないというか、W杯で上に行くなんて有り得ない…と思いたくなりますが、そんなこと中田英選手をはじめ当事者が試合前から言って来たことで、今さら我々が指摘するまでもありません。アンゴラ戦は懸案の課題が依然として問題だということをハッキリ皆で確認できたということで、それ以上でもそれ以下でもないと思います。むしろ、アンゴラ戦の前に入念に練習していた速攻が上手く機能した感じで、今までになく小気味良い攻撃が嬉しかったです。

さて、今まで当事者と協会、スタッフ、サポーターの全てが一致していた目標は「W杯出場」だったことは疑う余地もありませんが、そもそも今の目標は何なのでしょうか?実はそこがボヤけている気がするのです。戦う目標が同床異夢だったら、絶対に突き抜けられないと思います。実は、ジーコ監督が「ベスト4」とコメントしている以外に、誰も目標を語っていないような気がします。多くの選手にとっては、「ジーコに起用してもらうこと。」が目標なのだと思いますが、「ベスト4のチームの選手と同レベルのプレーをする。」と語った人がいたでしょうか?当事者もサポーターも口にすることすらはばかられる…みたいな風潮があるように思えるのです。

そういう意味で、私はジーコ監督を信じたいと思います。ただのリップサービスでジーコ監督が「ベスト4」と公言するでしょうか?ジーコ監督はベスト4を実現できる潜在力が選手にあると本気で思っているはずです。皆で本気でそう思いませんか?「ジーコに選ばれた選手なんだから、出来るよ!」と、そういう気持ちを選手に伝えるのがサポーターの心意気ってもんじゃないでしょうか。

甲子園に初出場のチームの選手や監督が「まずは一回戦突破。あとは一戦一戦頑張ります。」とコメントして、優勝したことあるでしょうか?実績の無い高い目標を設定することは不遜だと思いませんし、恥ずかしいとも思いません。「日本的な謙虚さ」というより、「自信の無さ」と「逃げ口上」だと思うのです。

ちなみに、巨人の原監督が就任1年目で優勝したとき、「一戦必勝」と言っていましたが、これは話が別です。巨人の目標が優勝であることは大前提で、「優勝して当たり前」というプレッシャーに負けて硬くならないように、「優勝するために、」という言葉を省略していたのだと思います。

内心、「ベスト4なんて、有り得ねぇ~。とりあえず1次突破できれば御の字。」という気持ちが少しでもあると、1次敗退レベルの、それなりのプレーしか出来なくなるのではないでしょうか。「ジーコを信じて、ベスト4」なんて横断幕の応援キャンペーンとか、いいかも?


<サッカー>日本、松井の決勝弾で1-0勝利 アンゴラ戦 [ 11月16日 20時11分 ]

 今年最後となるサッカーの国際親善試合、キリンチャレンジカップ2005の日本代表-アンゴラ代表戦は16日、東京・国立競技場で行われ、日本が1-0で辛勝した。日本は再三、相手ゴール前まで攻め込みながらゴールを奪えなかったが、途中投入の松井が後半終了間際に決勝点を挙げた。
 3-5-2の布陣で臨んだ日本は序盤、稲本が守備に重点を置き、中田英、中村が自由に動いてゲームを作る形で試合の主導権を握った。前半11分には、右サイドからの中村のFKに合わせた高原のヘディングシュートがバーを直撃。同27分にも、左サイドから三都主が上げたクロスボールに合わせた高原の右足シュートがバーを直撃するなど、再三の決定機を生かすことができなかった。
 後半、日本は立ち上がり落ち着いてボールをまわせず、アンゴラに両サイドの崩しなどからシュートまで持ち込まれた。最終ラインが深くなって中盤にスペースを生み、ここをアンゴラに支配される時間帯が続いた。それでも、後半21分に松井、同34分に大黒を投入すると、再び攻撃が活性化。終了間際、右サイドからファーサイドに上げられたボールを柳沢が頭で折り返し、走り込んだ松井が頭で合わせ、決勝点を挙げた。【デジタルメディア局】

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中田英イライラ笑顔なし…FW陣メッタ斬り「収穫?ない」 [ 11月17日 08時05分 ] サンケイスポーツ

 キリンチャレンジカップ2005(16日、国立競技場)勝つには勝った。しかし消化不良…。好機を演出したMF中田英寿(28)=ボルトン=は、今回もその決定機を生かせなかったチームの現状を厳しい口調で嘆いた。ジーコ監督(52)は就任4度目の年内最終戦を初めて白星で締め、同じW杯出場決定国との対戦を3勝1敗にしたが、まだまだドイツに向けて問題は山積みだ。
 “現場監督”はFW陣をメッタ斬り。“中田節”が再び聖地・国立に響いた。
 「チャンスを作って決めたかったですけど。最後に点を取って勝ったことに意味はあるが、いつもの課題はまだ残ってると思います」。いつもの課題-。それは決定力不足。勝つには勝ったが結局はFW陣のゴールなし。「1本打って入らないなら、100本打っても同じ」と辛らつに言い放った24時間前の警鐘は、やはり鳴り止まなかった。
 前半2分のFW柳沢へのアーリークロス。同7分のFW高原にふわりとしたロングボール。同12分にはゴール左から柳沢に絶妙パス。厳しいほど高速な“中田パス”がFW陣の足下に次々と突き刺さる。しかし、先発2トップの計10本のシュートはことごとくバーやGK正面を突いた。自身のシュートチャンスにもパス、パス、パス。一方で自身は珍しくシュートゼロ。まるでFW陣に「決めろ!」とメッセージを送っているようだった。
 本大会では極端に少なくなる絶好機。W杯1次リーグ同組の可能性もあるアフリカ対策として、ジーコ監督が選択したロングボール主体の攻撃も、最後に決めなければ意味はない。04年のドイツW杯予選開始後、自身最多の代表4試合連続出場を果たして上昇ムードの中田英だが、その“演出”を生かすFWがいなくては無駄にしかならない。
 「僕がどう思おうが1人1人が自覚しないと変わらない。W杯? 考えていない。あしたじゃないんで、試合は…。収穫? ないですね」と言い放ち会場を後にした。まだ7カ月ある。“中田節”を肥やしに、ドイツの地で“実りの夏”を迎えればそれでいい。


やっぱり頼みの綱は中村、中田 [ 11月17日 06時16分 ]

c0019485_1814383.jpg 【日本1―0アンゴラ】後半45分、右サイドで駒野のスローインを受けた中村は、瞬時にゴール前の状況を把握していた。ファーに走る柳沢を視野にとらえて正確なロングパスを送る。このサイドチェンジで相手DF陣を混乱に陥れ、松井の決勝点を生み出した。
 「GKとDFの間に蹴ろうと思ったけどヤナギ(柳沢)さんが見えたので。残り時間はああいうボールを蹴ろうと思っていた」と笑みを浮かべた。
 最後のパスだけが会心だったわけではない。ボランチ中田との連係も意図していた通りだった。これまでは互いが近づいてプレーしていたところを、今回は逆に距離を広げることを意識した。「ヒデさんが前向いてボールをもらった方がいいと思って、わざと下がらなかった。前の方でプレーすることを考えた」
 この中村の狙いがはまり、中田は自由にプレーできるスペースを手に入れる。余裕のボールキープから両サイドへ速いパスを通したかと思えば、前線へスルーパスも繰り出す。長短織り交ぜた正確なボールで日本を操った。「前半は非常にいい流れだった。最後まであきらめなかったから、いい結果になったと思う」と手応えを口にした。
 2人の司令塔の出来にジーコ監督も満足げだ。「ヒデは縦横無尽に動きながらボールを保持していた。中村は彼の持っている独特の感覚で貴重なプレーをしてくれた」と絶賛した。05年最後の試合で、日本代表が新たな可能性を切り開いた。


高原、柳沢2トップシュート10本空砲 [ 11月17日 06時16分 ]

 【日本1―0アンゴラ】寒空を仰ぐしかなかった。9月のホンジュラス戦以来、4戦連続先発でコンビを組んだ高原と柳沢の2トップが放ったシュートは10本。打てども打てども、ネットを揺らすことはできなかった。
 序盤のチャンスのオンパレードは、ため息の連続を生むだけだった。「前半がすべて。惜しいだけじゃ意味がない」。高原が悔やむのは前半11分に頭、同27分には右足でバーを叩いたシーンだ。
 柳沢にも悔しさが残る。終了間際に松井の決勝点を頭でアシストはしたが、4本のシュートはいずれも決定的な場面だった。「(点が)入るチャンスは多かったから、決めていたら楽な展開になっていたと思う。いつも言われていることなので残念」と振り返った。
 2人のコンビネーションは熟成されている。くさびのボールを受ける高原とスペースに走る柳沢でボールをうまく引き出した。柳沢は「お互いの位置を見ながらいい動きができて崩す場面もあった。結果として批判を受けるかもしれないけど」と話し、高原も「シュートまで持っていく形はよかった」と言う。後はフィニッシュだけだが、そこが最大の問題。ジーコ監督は「一瞬のボールをゴールに入れるというどん欲な気持ちが足りない」と強い口調で言った。
 高原も柳沢もチームで先発する機会が少なく、コンディションを上げるために早々に帰国して調整した。特に柳沢は左足首捻挫で出場が微妙とされていたが、超音波などあらゆる治療を取り入れて間に合わせた。
 「来年このポジションにいる保証はない。だから精いっぱい頑張ってつなげたい」と柳沢は言う。この思いは高原にも共通する。だからこそ、結果が欲しかった。
 決定力不足の課題は来年に持ち越された。ジーコ監督の取り入れる練習で一番多いのは戦術ではなく、シュートである。2人だけではなく、すべてのFWに言えること。決めるときに決める。指揮官の強いメッセージを、もう一度かみしめなければならない。
 ≪大黒も不完全燃焼≫後半34分に不発の高原に代わって途中出場したFW大黒が早速見せた。1分後の35分に中央から出た中田の浮き気味のパスを右足でそのままシュート。ゴール左にそれたが、決定的なチャンスだった。「裏を狙うことだけを考えていた。どんな短い時間でも結果を出すことだけを考えている」。結果を残せず不完全燃焼だったが、次はG大阪での優勝争いが待っている。
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by azatsu0422 | 2005-11-17 17:46 | スポーツ
2005年 11月 17日

今までが日本人相場のバーゲンだった。「責任」という言葉に納得。

来季もトーリ監督の下で松井秀選手がヤンキースでプレイすることになりました。とにかくホッとしました。楽観的な報道から一転して契約の難航…と、報道に内心は一喜一憂していました。松井秀選手側の要求は当然だと思いつつ、一方で、小心者の私には「何でそんなに契約内容こだわるのか、トーリ監督の率いるヤンキースでプレーさせてもらえるだけでもありがたいと思えばいいのに…」、という卑屈な気持ちもよぎりました。でも、それは間違いだと思えました。球団側の提示に対するテレム氏の強気な交渉を通じて、これぞ本場のプロスポーツの契約交渉なのだと思いました。(松井秀選手の契約額が巨額でも、全て松井秀選手のカネになるわけでなく、それを勝ち取った代理人として、かなりの報酬がテレム氏に渡るのでしょうね…。)そして、松井秀選手が会見で「責任」という言葉を語ったことで、全てを納得しました。
事故のようなケガを考えたら何が起こるかわからないのに、これから4年間、こだわりの全試合出場を続けながら、しかも、これまでの実績を超え続けて、4年後に更に大きな契約を目指すなんて、私のような小心者の凡人には恐ろしくて想像もつきません。すごい覚悟が要ると思います。
それから、今や松井秀選手は日本のローカルなスターじゃなくて、大リーグを代表するスター選手。ヤンキースの他の大型契約の選手と同レベルか、それ以上の貢献度なのに、松井秀選手が、ここで安易に球団側の条件で妥結したら、「日本人相場」が既成事実になってしまったかも知れません。どんなに第一級の実績をあげても、「日本人選手だから」という理由で低く見積もられてしまう風潮が出来てしまってはいけない、という意味での責任感もあったのではないでしょうか。謙虚な人なので決して口にしないでしょうけど…。


球団の気持ち伝わった 交渉途中で去る思いも

 多くの報道陣を前に、松井秀は落ち着いた表情だったが、笑顔は少なかった。早くも来季へ思いをはせているのか。
 -残留を決めたのは。
 「一番必要とされる場所でやりたかったが、ヤンキースの気持ちが伝わってきた。またここでプレーできて最高の幸せ」
 -世界一を狙える。
 「常に高いところに目標を置いているチーム。個人としても同じ目標を持てるのは大きい」
 -日本選手最高額は。
 「名誉なことかもしれないが、責任もある。これから4年しっかりやりたい」
 -イチローの年俸は意識したか。
 「イチローさん以上もらうとか、そういう考えはまったくなかった」
 -個人成績の目標は。
 「一番良い状態でグラウンドに立つこと。成績がこれぐらいというのは今のところない」
 -交渉の途中でヤンキースを離れるという思いはあったか。
 「途中でそうなっても仕方がないという思いは多少あったが、最終的にはチームの気持ちがうれしかった」
 -連続出場記録は。
 「僕の希望だけでできるわけでない。出場を決めるのは監督だ」(ニューヨーク共同) (了)
[ 共同通信社 2005年11月17日 9:28 ]


責任が自分の力になる 松井秀喜外野手の話

 僕を必要とする気持ちが伝わってきた。非常に強い責任を感じるが、それが自分の力につながる。高い目標を持つチームでベストを尽くす。またヤンキースタジアムでプレーができて最高に幸せ。今はホッとしている。(共同) (了)
[ 共同通信社 2005年11月17日 8:56 ]


松井秀に最上級の待遇=4年62億円に「チームの思い伝わる」-米大リーグ

 【ニューヨーク16日時事】米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手(31)が16日、当地のヤンキースタジアムで記者会見し、再契約締結に合意したと正式発表した。日本選手で史上最高額の4年総額5200万ドル(約61億9000万円)の巨額契約。さらに、他の29球団を対象に、本人の了解なしにトレードしない「ノートレード条項」も盛り込まれる最上級の待遇となった。
 松井秀は「最高の幸せ。僕にプレーしてほしいというヤンキース側の意思がしっかり伝わってきた。僕自身もここでプレーするのが一番の希望で、最終的にその気持ちが一つになった」と満足感を表した。また、ジョー・トーリ監督の続投が「非常に大きな要素になった」と決断の要因に挙げた。
 ブライアン・キャッシュマン・ゼネラルマネジャーは「秀喜はグラウンド内での才能だけでなくビジネス面でも利益をもたらす」と評価。代理人のアーン・テレム氏は「交渉の過程で問題はなかった」と残留が基本線であったことを強調した。 
[ 時事通信 2005年11月17日 6:30 ]


最高額に責任感じる 再契約は日米の関心事 [ 11月17日 09時10分 ] 共同通信

 【ニューヨーク16日共同】米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手が16日、4年間の契約延長を発表した。出来高払いの有無など具体的な内容は発表されていないが、総額は5200万ドル(約61億8800万円)とみられる。
 このオフ、松井秀の再契約交渉はメジャーでも大きな関心事だっただけに、日米合わせて50人以上の報道陣が詰め掛けた。日本選手最高額に、松井秀は「名誉なことと同時に、責任も感じる」と話した。
 会見は、前半は米国、後半は日本の報道陣を対象に行われ、会場にはトーリ監督の姿もあった。


松井秀4年62億円契約「最高の幸せ」 [ 11月17日 06時16分 ]

c0019485_1559387.jpgヤンキースとの再契約会見で(左から)松井秀喜、テレム代理人、キャッシュマンGM


 再契約交渉を行っていたヤンキースの松井秀喜外野手(31)が交渉期限最終日の15日(日本時間16日)、4年総額5200万ドル(約61億8800万円)で合意し、残留が決定した。マリナーズ・イチロー外野手(32)が03年12月に結んだ4年総額4400万ドル(当時約47億5200万円)を超え日本人選手最高額となったばかりか、メジャー全体の今季年俸ランクでも19位タイに相当する。16日にはヤンキースタジアムで会見を行った。
 合意から一夜明けてヤンキースタジアムでの記者会見。契約延長会見では異例のテレビカメラ12台、日米総勢約80人の報道陣が集まり、キャッシュマンGM、代理人のアーン・テレム氏も同席した。会見場の後ろではトーリ監督も温かいまなざしを送った。その中心で松井は満開の笑顔を振りまいた。
 「僕にとって最高の幸せです。ヤンキースが素晴らしいもの(契約)を残してくれて感謝しています」
 わずか1週間で年ベース250万ドル(約2億9800万円)の上積みを勝ち取った。ヤ軍との9日の第1回交渉での提示は3年総額3150万ドル。しかしテレム氏は昨年末にドジャースと契約したドルーの5年総額5500万ドル(当時約57億2000万円)を基準に再検討を要求した。「ヤ軍に残ることが最優先」としてきた松井も説き伏せ、移籍も視野に入れた強硬姿勢で交渉を重ねた。14日にヤ軍から提示された譲歩案は4年総額4800万ドルだったが、テレム氏は深夜2時まで交渉し、5200万ドルまで引き出した。15日も付帯条項などを話し合い、合意に至ったのは午後10時7分。期限切れまで1時間53分しかなかった。
 正式にFA権を持たない松井が再契約交渉を有利に運べたのは、潤沢な資金力を誇るヤ軍という側面もあるが、契約で再交渉期限を05年11月15日に設定していたことが大きい。“時間切れ”の迫ったヤ軍は松井サイドの“言い値”に従わざるを得なかった。米紙報道によると、懸案事項の1つだったトレード拒否条項も勝ち取ったもよう。松井サイドの完勝だった。
 イチローを超えて日本人最高年俸を手にしたばかりか、平均年俸1300万ドルは今季年俸ランクでも今季2冠王のA・ジョーンズ(ブレーブス)に並んで19位タイ。外野手では実に5番目に相当する。
 「日本人最高?確かに名誉あることかもしれませんが、ある意味、責任を感じる。4年間しっかりやるだけ」と話し、ポジションについても「(中堅でも左翼でも)どちらも準備ができている。やるだけ」と言った。年俸面で超一流の仲間入りを果たした。その責務は年俸に見合う働きをすることだと自覚している。
 ≪1日特別講師に≫松井はこの日、ニューヨーク市内で日本語を勉強する外国人250人を前に1日特別講師を務めた。質疑応答形式で“講義”は進められ「野球以外のスポーツは?」の質問に「オフはゴルフをたまにしますが、下手です。相撲が好きで、うっちゃりが得意です」と冗談も交えて答えるなど、和やかな雰囲気だった。また「5000万ドルもらったら何に使いますか?大リーグの球団を買えるのでは?」と聞かれた松井は「メジャーは買えないけど、マイナーのチームを持つのは面白いかも」と真顔で答えていた。


松井圧勝4年62億円、提示大幅に上回る日本人最高 [ 11月16日 17時05分 ] 夕刊フジ

 【ニューヨーク15日=久保木善浩】松井秀喜外野手のヤンキース残留が決まった。最終的に球団側が提示した4年5000万ドルを上回る4年5200万ドル(約61億8800万円)で再契約に合意した。これでイチローをしのぐ日本人メジャーリーガー最高額を勝ち取り、得たものは大きい。しかし「結局は金」の印象を強くしたのも事実で、これからマイナスイメージを払拭するのは並大抵のことではない。
 球団側が当初提示した3年3150万ドルの評価に松井側が難色を示し、交渉を重ねた結果、納得のいくレベルまで球団の提示額が上がった。14日にキャッシュマンGMが「期限は延長しない。われわれはもう待てない」と発言したことで交渉決裂、他球団移籍の可能性も浮上したが、期限直前で球団側が大幅に譲歩した。
 松井はこの日、予定通り日系NPOが企画した米国人対象の日本語教室講師を務めた。松井は黒のジャケット姿で無言のまま会場入り。演壇に立ち、米国人の質問を受けながら和やかな表情も見せていた。
 交渉が難航した背景には予想外のGMの強気な姿勢があった。キャッシュマンGMは今季低迷の責任を取って一時は解任濃厚とされながら、逆に権限を拡大して再任を果たした。同GMにとって松井との再契約交渉は初の大仕事。これまで同GMに付きまとった「代理人の御用聞き」に近いイメージを払拭するためにも安易には妥協できない。松井以上にナメられてはいけなかった。
 だが、対する腕利き代理人のテレム氏も負けられない。ともに残留を望む相思相愛の間柄ながら、テレム氏が妥当とする額に前向きな複数の球団からの感触をタテに、ヤ軍へ譲歩を迫った。複数の米紙でも報じられたメッツ、ドジャースなどのほか、主砲ラミレスがトレードを志願し、強打者のレフトが補強ポイントとなった宿敵レッドソックスも移籍先の有力候補だったという。
 結局はテレム氏の腕が勝り、球団側から大幅な譲歩を引き出して松井の残留にこぎつけた。マリナーズのイチローが結んだ4年総額4400万ドルを上回る日本人メジャーリーガー最高の巨額契約を勝ち取った。松井がこだわり続けた「自分がどれだけ必要か」という球団からの誠意は伝わったもようで、松井にとってもヤンキースにとっても表面上は円満に解決したように見える。
 しかし、一連の契約問題で金額に強くこだわった印象を残したことで、従来の「金に執着しない松井」とのイメージからかけ離れた姿に多くのファンが驚いた。10日付のニューズ・デイ紙が球団側の提示額に納得しない松井の苦り切った表情を大きく取り上げるなど、米紙にも批判的な論調が目立った。さらに、キャッシュマンGMも土壇場で譲歩せざるを得ず、結局はGMに再任して権限を握ったものの、従来のイメージを払拭できずに男を下げた。
 もっとも、Aロドリゲスやジアンビなど、超一流選手に金にまつわる暗いイメージは付きものだ。雑音の中でAロッドはMVPを受賞し、ジアンビはカムバック賞に輝いた。
 一流選手はマイナスイメージを、有無を言わせぬ活躍で振り払い、超一流へと成長する。松井も4年目のシーズンを前に、超一流メジャーリーガーへ仲間入りするための挑戦権を手に入れたともいえる。


松井秀、4年62億円 ヤンキースと契約延長 [ 11月17日 07時11分 ] 共同通信

 【ニューヨーク16日共同】米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は16日、当地のヤンキースタジアムで記者会見し、4年契約でのヤンキース残留を発表した。年俸総額は5200万ドル(約61億8800万円)で、平均年俸1300万ドルは、イチロー外野手(マリナーズ)を抜き、日本人選手最高額となる。
 ブライアン・キャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)、代理人のアーン・テレム氏とともに会見に臨んだ松井秀は「僕にとって最高の幸せです。ピンストライプのユニホームを着て、またこの球場でプレーできる幸せを今すごく感じている」と話した。
 ヤンキース残留を優先した理由については「常に高いところに目標を置いているチーム。そこに身を置いて、自分も高い目標を持って戦う」と説明。また「言葉では言い表せないくらい大きな存在」という、ジョー・トーリ監督の残留も要因だったことも明かした。
 契約にはトレード拒否条項も含まれ、4年後までヤンキースの一員でいることが保障された。
 松井秀は、2003年に総額2100万ドルの3年契約でヤンキースに入団。今季終了まで、連続試合出場を続け、成績も着実に伸ばしている。


契約問題に見えた松井秀の評価  2005年11月17日

c0019485_15201330.jpg日本人選手最高額でヤンキースと契約延長し、記者会見する松井秀喜外野手=16日、ヤンキースタジアム【 共同 】


相思相愛で問題ない、が大方の見方
 松井秀喜の再契約が遅れた事は、多くのニューヨーカーにとっても少なからず驚きではあった。
 松井はこれまで常にヤンキースへの「Loyalty」(忠誠心)を感じさせて来た。金銭にほとんど拘らないという暗黙のイメージは、アメリカ人の間にも定着していた。そして何より、ヤンキースというチームと松井という選手は最高のハマり具合を見せていた。
 相思相愛の両者にとって、契約問題など物の数ではない。それが大方の見方だった。それ故に、ブライアン・キャッシュマンGMとアーロン・テレム氏の我慢比べの末に、交渉期限ギリギリまで決着が伸びたのは、誰にとっても意外な事だったのだろう。
 だがだからと言って、一部でささやかれたように、「松井も結局は金次第という悪イメージを地元に植え付けた……」とも、正直言って思えないのだ。
 だいたい、松井が最終的にたどり着いた4年5200万ドル(約61億8800万ドル)という金額は、今のMLBでそれほど法外なものだろうか?
 1年平均で見れば、スター軍団ヤンキースの中で松井の年俸は7番目である。3年連続で100打点を突破した主力打者としては、大騒ぎするほどの額ではないだろう。例え本当に金額に拘ったのだとしても、彼は当然の事を主張しただけではないか。
ファンもメディアも納得の高額契約
 実は契約成立直前の15日夜、スポーツファンが集まるミッドタウンのバーで、筆者は偶然ながら数人のヤンキース支持者に意見を聞く機会があった。そして松井の場合、いわゆる「酒場の評価」も抜群に高い事をここであらためて思い知らされた。
「A・RODが2500万ドルも貰っていて、松井がその半額ってのもおかしな話さ。元々過去3年間がバーゲンだったんだから、還元してやるべきだよ」
「いくら要求されたからって、ヤンキースが松井を去らせる訳がないだろう。もしそうなったら誰がチャンスに打つんだい?」
 彼らの意見は筆者と同じだった。意外に交渉が難航しているからと言って、批判の声などない。また、大方のNYメディアにとってもそれは同じである。契約延長がようやく決まった16日の朝、地元紙『ニューヨーク・タイムズ』には以下のような社説が掲載されていた。
「松井はもしもFA宣言していれば最高級の人気を集めただろうし、テレム氏も昨季のマグリオ・オルドネス級(5年7500万ドル・現タイガース)の契約を他チームから見つける事もできただろう」
 松井は、おそらく多くの日本人が思っているよりずっと高い評価をNYで受けている事が、これらの言葉からはうかがい知れる。
「日本」という枠を飛び越えたスタープレーヤー
 16日昼、ヤンキースタジアムで遂に行われた再契約記者会見で、松井秀喜はこう語った。
「日本人最高額の年俸は、名誉な事かもしれないけれど、ある意味責任でもある」
……松井は自覚しているのだろうか?
日本人最高額?それも素晴らしいが、しかしニューヨーカーはもう彼を「日本人選手」などという色眼鏡では見てはいないのだ。ヒデキ“ゴジラ”マツイは、母国の枠を飛び越えた、ニューヨークの立派なスタープレーヤーである。
 ちょっと時間がかかった末に得た高額契約も、彼が自身の力で勝ち取った、当然要求すべき権利だったのだ。 <了>
■杉浦大介/Daisuke Sugiura
1975年、東京都生まれ。日本で大学卒業と同時に渡米し、フリーライターに。体当たりの取材と「やさしく分かりやすい文章」がモットー。現在はニューヨーク在住で、ボクシング、MLB、NBA、NFLなどを題材に執筆活動中。『スラッガー』『ダンクシュート』『NBA新世紀』『アメリカンフットボール・マガジン』など、雑誌やホームページに寄稿している


毎日グラウンドに立つ 4年契約に決意の松井秀

 4年の契約が保証された。その4年間でやるべきことを問われれば、松井秀は即答できる。「毎日一番いい状態でグラウンドに立つ。それを毎日、毎試合できればいいパフォーマンスを出すことができる。それを4年間続けられたらいい」。長いシーズンを戦うプロ選手にとってこれほど難しいことはない。
 松井秀はプロ1年目の1993年8月22日から全試合に出場し、常にトップクラスの成績を残してきた。ヤンキースに移籍してもそれは続き、連続出場は1737試合に達した。連続出場がコンディションの維持を妨げるとの批判があるのも承知している。だからこそ、あえて目標として口にするのだろう。
 ヤンキースタジアムを訪れて松井秀の残留を祝福したトーリ監督は連続試合出場について「問題ない。連戦であいつが疲れていてもチームに必要だから使う。だいたい、ことしはけがで次々と選手を欠いて出続けることが必要だった。それに松井自身も出場を大切に思っているみたいだしな」と後押しした。
 背番号55はヤンキースタジアムのフィールドに立ち続ける。
(ニューヨーク共同) (了)
[ 共同通信社 2005年11月17日 10:09 ]


ビジネスでも価値あり キャッシュマンGM

 キャッシュマン・ゼネラルマネジャーの話 松井秀は、チームの勝利に貢献するだけではなく、日本中から注目を集め、ビジネス面でもほかの選手が及ばない価値がある。(共同) (了)
[ 共同通信社 2005年11月17日 10:12 ]


ゴジラがYEN連れてきた 広告や観客、ヤ軍手放せず

 松井秀喜外野手が4年、総額5200万ドル(約61億8800万円)とみられる巨額でヤンキースと再契約した。球団側は当初、3年3000万ドル程度を考えていたらしい。大きく膨らんだ背景には、トーリ監督がチーム再建に欠かせない存在と強く希望した戦力としての評価があり、代理人のテレム氏の手腕もある。だが見逃せないのが、ヤンキースにとって松井秀の“経済効果”だ。
 ▽半イニング1億円
 「日本の代理店から、ヤンキースタジアムのフェンスに広告を出しませんか、と昨年提案を受けました。年3億円くらい、という話でした。うちは乗りませんでしたが」。日本のある企業の広報関係者はこう明かした。この関係者によれば、国内の球場の数倍の値段で、かつ米国内の他球場より高いという。それでも、ヤンキースタジアムには現在、日本企業の広告が目立つ。
 「味の素」「シャープ」「コマツ」…。大リーグの象徴ともいうべきヤンキースタジアムのフェンスには、日本企業やその商品名が躍る。その数は10社近くにのぼり、露出頻度の高いバッターボックス後ろのバックネット広告の半数ほどは日本ともいわれる。ある関係者が高額広告料の実態を明かした。広告は半イニングごとに変わり、「広告料は年1億円です」-。
 ▽2大収入源
 スタジアムには日本人ファンが目につく。ある日系観光代理店によると、松井秀の入団以前は、日本人観光客のためのヤンキース観戦手配は年間1000人程度だったが、松井秀がピンストライプのユニホームをまとった2003年以降は5倍以上に膨れ上がり、同様な手配をしている数社の代理店同士で入場券の奪い合いになっている、とニューズデー紙が伝えた。
 “マツイ効果”を裏付ける具体的な数字は公表されていないが、スポンサー筋は「ヤンキースにとって大きいのは観客動員と球場の看板収入。日本からのツアーがあるのとないのとでは大違い。看板料はすべて球団に入る仕組みになっているんです」と、2大収入源に松井秀が果たす役割を解説した。
 グッズ売り上げや全米中継のテレビ放送権料は大リーグ(MLB)側が一括して管理するため、球団収入にイコールとならない。とはいえ、同筋は「各球団への分配で売り上げの多いヤンキースは他より有利になっているはず。また地元テレビの中継料はヤンキースに入るが、松井秀がいることで、日系現地法人のCMを当てにできる」と影響の広がりを分析した。
 ▽市の効果にも貢献
 ニューヨーク市にも恩恵は及ぶ。昨年3月、ニューヨーク市観光局は、松井秀を「観光親善大使」に任命した。9・11同時テロで、大幅に落ち込んだ日本人観光客が、松井秀のヤンキース入団から急速に回復。年間訪問者約42万人、関連経済効果はピーク時の5億ドル(約595億円)近くに戻りつつあるという。
 専門誌「スポーツイラストレーテッド」は、03年秋にMLBが日本向けテレビ放送権料で2億7500万ドル(約327億円)も手にできたのは、「ゴジラ(松井秀)が来たからだ」と結論付けた。松井秀は、存在自体が産業といえる。(ニューヨーク共同)  (了)
[ 共同通信社 2005年11月17日 10:07 ]
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by azatsu0422 | 2005-11-17 15:46 | スポーツ(特集・松井秀喜)
2005年 11月 17日

冷静に受け止めるべき。

「クスリ」は裏を返せば「リスク」と読めます。劇的に良く効いて、副作用が全くないクスリが理想でしょうけど、「良く効くクスリほど、それに応じたリスクをともなう」現実を受け入れなくてはいけないと思います。その上で、「クスリの効果による社会的なメリット」の方が「リスク」よりも大きいと受け止められるかどうかを議論しなくてはいけないと思いますし、想定されるリスクを回避する術や、不幸にもリスクが現実に起きてしまった時に、どのように対処するかを建設的に議論すべきだと思います。

新型インフルエンザの大流行に向けてタミフルの備蓄量が足りない事が騒がれている中、タミフルに頼らないでインフルエンザに対処すべきという意見も出始めましたが、効果が期待できるクスリがタミフルしか無いのに、一連のニュースに過剰反応してタミフルを敬遠して感染を広めてしまったり、新型インフルエンザで死んでしまっては本末転倒だと思います。耐性菌が出現したというニュースもありますし、果たして未知の新型インフルエンザにタミフルが効くかどうかも事実が無いわけですが、他にもっと合理的で有効な手立てが無いのですから、新型インフルエンザになってしまった時、私はタミフルのおかげで生きられる期待感の方が明らかに大きいと思います。

そもそも、タミフルと2件(追記:日本国内で、異常行動など精神・神経症状は122人、うち16歳以下が70人、死亡例が12人。16歳以下は、のべ1160万人が服用との報道。)の死亡事例の因果関係は、あくまで現時点で「否定できない」ということで、決めつける事に違和感があります。タミフルは私と私の子供も含めて、既に何十万人じゃ済まないほど多くの人達が使っているわけです。因果関係があるなら、もっと多くの事例が続出しそうなものです。まるで皆がそうなるような危ないクスリみたいに受け止めるのは過剰反応だと思います。

こういう場面では、メーカーの言い分を素直に受け止められないものですが、メーカーが言うようにインフルエンザ脳症による異常行動の可能性もあるわけですし、たまたま他に悩み事で極限的に追い込まれているなか、インフルエンザで熱にうなされて突発的に自殺したのかも知れません。タミフルは発症して48時間以内に服用しないと効かない、という話を聞いた気がしますが、そうであれば、タミフルの使用が遅れてインフルエンザが進行した子供が、後からタミフルを使っても、既にインフルエンザ脳症になってしまっていた、ということがあるのではないでしょうか。小さな子を持つ親なら、子供がインフルエンザになったとき、インフルエンザ脳症になる怖さは知っていると思います。もしタミフルと死亡事例の因果関係があったとしても、その発生確率より、処置が遅れてインフルエンザ脳症に陥って死亡する確率の方が、ずっと高い気がします。

少なくとも、私自身は今の状況なら一刻も早く検査してインフルエンザの確定診断をした上で、迷わずタミフルを服用しますし、自分の子供がインフルエンザになっても、手遅れになる前に迷わず服用させるつもりです。新型インフルエンザなら、なおのことです。現時点では、一刻も早くタミフルを「注意深く」使うのが最も安全で、逆に素人考えで何日も迷っている内に手遅れになるのが最悪なのでは?ただ、こういう事例があるのですから、服用してからの行動に気をつけて、万が一のことが起きても最悪の事にならないように注意するつもりです。


タミフル副作用で異常行動リスクは高まらず=ロシュ [ 11月15日 07時52分 ]

 [チューリヒ 14日 ロイター] スイス製薬大手ロシュは14日、同社製造のインフルエンザ治療薬「タミフル」を服用した日本人2人が異常行動を起こして死亡しことをめぐり、異常行動の原因がタミフルによる副作用の可能性以外に、インフルエンザ感染により引き起こされた可能性もあると指摘した。
 日本のタミフル輸入販売元である中外製薬<4519>によると、中高生2人がタミフル服用後、異常行動を起こし死亡した事例が発生したという。
 ロシュの販売担当者は記者団に対し「タミフル服用、もしくはインフルエンザ感染による神経精神病行動発症の確率はほぼ均衡である。タミフルの服用により、そのリスクが高まるということは確認されていない。しかし、今後も状況を見守っていく」と述べた。



タミフルのみ異常行動死=岐阜と愛知の少年2人 [ 11月12日 11時16分 ] 共同通信

 インフルエンザ治療薬タミフル(成分名リン酸オセルタミビル)をのんだ岐阜県と愛知県の少年2人が、直後に異常な行動を取り死亡していたことが、12日分かった。1人は昨年2月、トラックに飛び込み、もう1人は今年2月にマンション9階から転落した。
 昨年2月の事例の後に輸入販売元の中外製薬から報告を受けた厚生労働省は「薬との因果関係が否定できない異常行動による死亡例の報告は初めて」としている。

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<新型インフルエンザ対策>タミフル不足、日本の遠慮 [ 11月17日 12時45分 ]

 新型インフルエンザ発生への警戒が強まる中、治療に有効とされる抗ウイルス薬、リン酸オセルタミビル(商品名タミフル)の確保に各国が躍起となっている。日本政府も備蓄量を従来の約1.7倍に増やす行動計画をまとめたが、世界的に品薄感が漂う中、計画通りに確保できるのだろうか。【伊藤信司】
 ◇世界の7~8割を消費…「政府の危機管理に問題」指摘も
 タミフルはインフルエンザウイルスが体内で増殖するのを妨げ死滅させる薬。日本で世界の生産量の7~8割を消費している。けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫・小児科部長(臨床ウイルス学)は「タミフルが十分あれば、新型インフルエンザの入院患者や死者を3分の1に減らせるはず」と話す。
 ところが、今年は東南アジアで鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)による死者が相次ぎ、欧州でも同型が見つかったことから、先進国が人口の2~3割を治療できるタミフルの備蓄を加速させている。唯一の製造元のロシュ社(スイス)には約30カ国から注文が殺到。米国やカナダでは買いだめも起き、ロシュ社は両国への出荷を一時停止。一方、アジアではタミフルの独自生産や類似医薬品開発の動きが出ている。
 こうした中、最大消費国である日本の備蓄量が心もとないのはなぜか。「国の出足が悪かった」という批判もある。厚生労働省は昨夏、1人分を「1日2錠で3日分」として、2500万人分を5年で備蓄▽うち500万人分を国と都道府県が購入し、2000万人分は製薬会社の在庫で確保――との方針を決めた。
 ところが他の先進国は「1人分」を、十分な効果が期待できる5日分で計算しており、「日本の計画では、国と都道府県が確保できるのはわずか300万人分」(菅谷部長)という状態だった。国立感染症研究所の専門家も「5年という計画期間は悠長。国の危機管理は迅速さに欠ける」と不満をもらす。
 これに対し同省結核感染症課は「日本は従来、世界の流通量の大半を消費しており、一層の輸入増は他国に配慮せざるを得なかった」と説明する。14日に発表した行動計画では(1)2500万人分を5日分で備蓄(2)うち1050万人分ずつを国と都道府県が購入(3)国備蓄分は来年度中に確保――と対策を強化した。だが、都道府県分はあくまで協力要請で、いつ計画を達成できるかは不透明だ。厳しい財政事情を抱える都道府県側からは、国に財源負担を求める要望も出ている。
 厚労省が昨年夏に公表した資料では、タミフルの薬価は1錠約363円。1人の5日分だと3637円になる。
 タミフルについては、服用した患者が異常行動から事故死した例も報告されている。NPO(特定非営利活動)法人「医薬ビジランスセンター」(大阪市)理事長の浜六郎医師は「副作用のリスクも十分考慮し、薬に安易に頼るべきでない」と指摘する。


<タミフル>期待と懸念 どんな薬? 服用はどのように? [ 11月21日 00時48分 ]

 インフルエンザ治療薬のタミフルに、期待と懸念が寄せられている。各国が大量備蓄を計画する新型インフルエンザの治療薬としての期待と、服用後の異常行動で死者も出ているという懸念だ。米食品医薬品局(FDA)のデータでは、副作用かどうか不明ながら、服用後の死者は世界で71人に上る。タミフルとは、どんな薬か。どのように服用すればよいのか。【高木昭午】
 ◆「世界で71人死亡」報告
 タミフルの副作用は、薬の添付文書によると、発売前の臨床試験で、カプセル剤を飲んだ大人で27.5%、ドライシロップ剤を飲んだ子供で50%におう吐、下痢などの症状が出た。
 一方、こうした程度の軽い副作用とは別に、タミフルへの懸念が急速に広まっている。そのきっかけは、服用後の異常行動により少年2人が死亡したという日本の学会発表と、日本で16歳以下の小児12人が死亡していたというFDAの公表だった。FDAによると、いずれも副作用かどうかは不明だが、大人も含めた死者は全世界で71人に上るという。
 製造元のロシュ社がFDAに提出した資料によると、米国ではタミフル服用後に死亡した16歳以下の患者はいない。異常行動など精神・神経症状は日本で122人に確認され、うち16歳以下は70人。米国では計19人で19歳以下は1人だ。
 日本国内でこれだけの人数が出ている理由として、服用人数の違いも指摘されている。日本では16歳以下の患者で延べ1160万人が服用しているのに対し、米国では19歳以下で約87万人と推計されている。
 FDAは「米国では、日本に匹敵する死亡例などは出ていない」として添付文書に異常行動を盛り込むのを見送った。しかし、自宅2階の窓から飛び降りた日本人少年ら3人の異常行動を「最も警戒を要する神経症状」と位置づけ、今後2年間、副作用の監視を強化する。
 一方、厚生労働省安全対策課は「死亡と薬の因果関係は薄い」と事態を静観する。「異常行動については昨年から添付文書で注意しており、十分だ」との立場だ。
◆「通常なら必要性低い」
 タミフルの添付文書によると、効果を得るにはウイルスが増える前、発症48時間以内に飲む必要がある。熱のある期間が平均約1日縮まり、熱の高さや関節痛も緩和される。
 肺炎などの合併症を減らす効果を示した海外の論文もある。ただ、厚労省がインターネットで公表している解説資料には「合併症などの重症化を予防できるかどうか、まだ結論は得られていません」と記す。
 厚労省はタミフルを承認した際、重症化が心配される高齢者や慢性の病気がある人などについて、タミフルの有効性と安全性の調査実施を承認条件とした。同省によると、輸入販売元の中外製薬は昨冬までにタミフルの使用者約3000人のデータを集めたが、うち高齢者らは数十人で調査として不十分だった。同社はこの冬、改めてこれらについて調査する。
 では、この薬とどうつき合えばよいのか。
 インフルエンザにかかると4日程度、発熱が続くことが多い。日ごろ健康な人なら、薬を飲まなくても回復する。日本小児科学会で感染症担当の理事を務める、加藤達夫・聖マリアンナ医大横浜市西部病院長は「タミフルが必要なのは、熱が4日続いたら困るという人だ」と説明する。
 これらに該当するのは発熱期間が長引くと病状が悪化しやすい高齢者、心臓病や慢性の呼吸器病の人などだ。また、健康状態とは別に「入試が近い」「忙しい」など一日も早く治りたい場合も考えられるという。
 加藤院長は「これ以外の人には必要性はあまり高くない。でも最近は自分からタミフルを希望する患者が多い。医師は必要ないと考えても、断りにくい。飲んですぐ治る万能薬ではない」と話す。
 厚労省の解説資料はタミフルが効かないインフルエンザウイルスが現れていることも指摘し、「むやみな使用は慎むべきだ」と書いている。
◆「新型」抑制の切り札?
 同省は、新型インフルエンザ対策として、タミフル約2500万人分を備蓄する計画だ。
 新型インフルエンザは鳥インフルエンザのウイルスが変異して生じると予測され、現在のインフルエンザより格段に高い死亡率をもたらす心配がある。
 鳥と人間のインフルエンザウイルスは増殖の仕組みが似ており、ともにタミフルで抑制できる。新型インフルエンザも同様ならタミフルが効くとの期待がある。死亡率を下げられれば、服用する意味はある。
 ただ、新型ウイルスがどう変異するのか予想はつかない。このため同省結核感染症課は「本当にタミフルが効くかどうかは分からない。有効な可能性がある手段は準備する、との考えで備蓄を決めた」と説明している。
 中国や東南アジアでは鳥インフルエンザが130人に感染し67人が死亡した。国立感染症研究所の医師によると、タミフルを飲んだ感染者も複数いるが、みな発症後48時間を過ぎた後で、治療効果は判定できないという。
 ◇タミフル…インフルエンザ治療薬のリン酸オセルタミビルの商品名。インフルエンザのウイルスが体内で増殖するのを抑える効果を持つ。一般向けのカプセル剤と、子供向けのドライシロップ剤(水に溶いて飲む粉薬)がある。製造元スイス・ロシュ社の推計では、01年の発売以来、世界の服用者の約8割を占める約2450万人が日本で服用した。


タミフル短期投与も影響? 日本の異常多発でロシュ社 [ 11月19日 10時59分 ] 共同通信

 【ワシントン18日共同】インフルエンザ治療薬タミフルを服用した日本の子供の死亡や精神神経症状の報告が、米国などと比べ突出して多いと分かった問題で、製造元のスイス・ロシュ社は18日、日本でのタミフル流通量の多さなどに加え、標準服用期間(5日)より短い2-4日の投与が一般的な、日本の薬の使い方も影響した可能性があると指摘した。
 同日開催された米食品医薬品局(FDA)諮問委員会に報告した。
 諮問委は、子供の死亡とタミフル服用の因果関係について、FDAと同様に「証拠がない」と否定的な見解を発表。FDAは諮問委の勧告を受け、タミフルの副作用監視を継続すると決めた。
 FDAの集計では、タミフル承認以降、日本の16歳以下の服用者の死亡例は計12人で米国はゼロ。幻覚などの精神・神経症状は日本が31人、米国が1人だった。


<タミフル>服用と死亡の因果関係は確認できない FDA [ 11月19日 10時57分 ]

 【ワシントン和田浩明】米食品医薬品局(FDA)の小児科諮問委員会は18日、インフルエンザ治療薬のリン酸オセルタミビル(商品名タミフル)を飲んだ後に16歳以下の日本の子供12人が死亡していた問題で、服用と死亡の間に因果関係は確認できないとする同局の見解を追認した。FDAは今後2年間は副作用情報の収集・分析を続け、同諮問委に報告する予定だ。
 同諮問委は若年者に適応範囲が拡大された医薬品の定期的な再検討の一環で、タミフルの副作用例についてFDAから報告を受けた。同局は、既存のデータでは服用と死亡に因果関係があるとは結論づけられないと説明、委員会側もこれを受け入れ、死亡例との関連では、副作用に関する注意書きの更新は不要と決定した。
 AP通信によると、ネルソン委員長はインフルエンザは深刻な病気で死亡する子供もいるが、「タミフルによって死亡している兆候はない」と述べた。


<タミフル>厚労省、死者集計せず「12人死亡」米から情報 [ 11月19日 05時49分 ]

 インフルエンザ治療薬のリン酸オセルタミビル(商品名タミフル)を飲んだ後、日本の16歳以下の子供12人が死亡していたと、米食品医薬品局(FDA)が発表した。日本の厚生労働省はこれまで因果関係は薄いとみて、死亡例は把握しながら死亡数を統計としてまとめておらず、インフルエンザシーズンを前に、日本国民は米国から実態を教えてもらう形になった。
 同省の副作用公表は通常、患者の生死など詳しい情報を明らかにしない制度で、専門家は「副作用の分析・公表システムに問題がある」と批判している。
 厚生労働省安全対策課によると、同省は、製薬会社などから寄せられた副作用情報をまとめ、定期的にホームページなどで公表している。タミフルの場合は「04年度、異常行動、2人」「幻覚、4人」などだ。しかしタミフルに限らず患者が死亡したのか回復したのか、さらに年齢、性別などは、一部の例外を除いて明らかにしていない。
 同課は「死亡するかどうかは医師の措置にもよる。副作用の種類を公表する方が重要だと考えてきた」と話す。今回、米国が死亡例として公表した12人のうち、何人を死亡例として日本で公表してきたかは、同課でも「すぐには分からない」というのが実情だ。FDAから「日本での死者は13人か」と問い合わせを受けた際も、データは整理できておらず確認に苦労した。米国の調査対象外となった16歳を超える人で何人、死亡患者がいたかも不明という。
 FDAは、今回、2階の窓から飛び降りた日本の少年2人と、おびえた様子で車道に飛び出した日本の少年1人を、死亡例ではないがタミフル服用後の異常行動の例として公表した。しかし厚労省は「異常行動の可能性は薬の添付文書に盛り込んだ。行動の具体例は医学的には必要ない」として、3人についても公表してこなかった。
 薬の副作用問題に詳しい別府宏圀・新横浜ソーワクリニック院長は「患者が死亡したかどうかは重要で公表すべき情報だ。異常行動の具体的内容も医学的に必要だ。死者数さえすぐ確認できないようでは、副作用の十分な分析ができているとは思えない」と批判する。
 タミフルの輸入販売元の中外製薬によると、12人の死者のうち7人はタミフルと死亡との因果関係を否定できない例で、残る5人は主治医が因果関係を否定したという。【高木昭午】


<タミフル>備蓄目標に変更なし 安倍官房長官 [ 11月18日 19時30分 ]

 安倍晋三官房長官は18日の記者会見で、タミフル服用後に日本の子供が12人死亡したことについて「死亡例は厚生労働省でも把握している。専門家から聴取し、適切に処方すれば安全性に重大な懸念がある状況ではないと聞いている」と述べ、タミフル2500万人分を備蓄目標としている政府の「新型インフルエンザ対策行動計画」は変更しない考えを示した。
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by azatsu0422 | 2005-11-17 13:16 | 健康・薬・医療
2005年 11月 15日

会社の世間体と社内引き締めのために、生贄にされた従業員という話。

企業にとって最優先すべきは「お客様の利益」であり、運送に携わる企業なら「安全」が最優先されるという建前は当然だと理解できます。
そして、安全を支えるのは「安全システム」と「現場の士気」が両輪だと思います。だから、現場の士気が弛み、安全システムが崩壊するような事態であれば、そのような芽は徹底的に排除すべきでしょうから、懲戒解雇するのは筋が通っています。

しかし、従業員にとっての懲戒解雇は、国民が死刑判決を受けるようなものです。
それほど人生に少なからぬ影響を与える処置なのに、会社から事前の警告もなく、事が起きてから建前を振りかざして情状酌量や更生の余地も残さず、一方的に懲戒解雇したのであれば、私は引っかかるものを感じるのです。

会社側は従業員に対して、「昨今の社会的背景を踏まえて、従来曖昧だった処置を厳格化して、直ちに懲戒解雇とするので注意されたい。」という警告をあらかじめ十分にしていたのでしょうか?そのような警告にもかかわらず、このような行為があったのであれば、止むを得ないと思います。

しかし、そうでなければ会社側も事前警告をしなかった事について厳しく反省すべきで、その意志を表すために、従業員を懲戒解雇にするなら、管理責任者も同様に解雇されるべきだと思うのです。担当役員や社長が引責辞任しても良いでしょう。それくらいの覚悟でなくては、他の従業員に対する「引き締め」というよりも、従業員に「不信感や憎悪」を抱かせて、士気を低下させることになるのではないでしょうか。

うがった見方をすれば、生産性の低い社員を会社都合で人員削減をするために、口実として懲戒解雇を使ったということもあるでしょう。希望退職にすると、退職金の積み増しなど、辞めさせるにしてもコストがかさむ反面、懲戒解雇なら退職金も支払わずに済むから会社には好都合な方法です。

いずれにせよ、現場を支える人達の意欲を失った中では、安全システムが本当に有機的に機能するのか不安です。何と言っても、そういう現場の雰囲気の中でサービスを受ける乗客は、とても居心地が悪いものです。

従業員を信じて大事に出来ない会社は、結局は人に対する愛情が欠如しているのですから、顧客である乗客に対しても、最終的には「心」のある対応はしてくれないと思えるのです。

<東武鉄道>長男を運転室に、運転士解雇に「厳し過ぎる」 [ 11月12日 10時26分 ]

 東武鉄道の30代の運転士が、長男(3)を運転室に入れて約4分間乗務したとして、同社が懲戒解雇の方針を固めたことが明らかになり、同社に「解雇は厳し過ぎる」などと抗議が殺到している。寄せられた電話やメールは、11日夕時点で約1500件に。しかし、同社は「解雇の方針は変えない」としている。
 問題が起きたのは、1日午前11時50分ごろ。東武野田線の大宮発柏行き普通電車(6両編成)の1両目の先頭に、運転士の妻と長男、長女(2)が春日部駅から乗り込んだ。走行中に長男が運転室の扉をたたき始めたため、運転士が注意しようと駅に停車中に扉を開けたところ、長男が中に入り、しゃがみ込んで泣き出した。出発時刻になったため運転士は出発。隣駅まで長男が同乗し、到着後に妻に引き渡した。この日、運転士の勤務は同線の途中の駅までで、午後からそのまま家族4人で、買い物に行く予定だった。
 寄せられた抗議は「処分は仕方ないが厳し過ぎる」「長男が将来、自分のせいで父親が解雇されたことを知ったらショックを受ける」など。運転士は現在、自宅待機を命じられている。
 同社は服務規定などで、第三者を運転室に入れないよう定めている。入れた場合の処分は明文化していないが、同社は「安全運行を使命とする鉄道事業者にあってはならないこと」と解雇方針を変えるつもりはない。【堀文彦】

Excite エキサイト : 社会ニュース


新幹線車掌が乗務中に撮影 HPに写真掲載、懲戒解雇 [ 11月15日 10時40分 ] 共同通信

 JR東日本新潟支社の新潟新幹線運輸区の男性車掌が、上越新幹線乗務中に、運転台から撮影した風景写真を自ら開設したホームページ(HP)に掲載し、昨年3月に懲戒解雇されていたことが15日、分かった。
 同支社によると、車掌=解雇当時(28)=は2001年1月-04年1月、乗務中に最後部車両の運転台から、車窓風景を私物のデジタルカメラで撮影。写真を自身のHPに掲載していた。HPにはこのほか、接客で感じたことを日記風につづっていたという。
 04年1月、このHPを見たJR東日本の社員が社に通報。社の調査で元車掌が撮影したことを認めたため「職務専念義務を果たさなかった」として、同年3月5日付で懲戒解雇とした。
 同支社の関森多市郎総務部長は「勤務時間中の行為で残念であり申し訳ない」とコメント。公表しなかったことについては「今回のケースは公表する必要がないと判断した」としている。
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by azatsu0422 | 2005-11-15 11:54 | 社会
2005年 11月 14日

見たかった~!

こんなレースやってたとは知りませんでした。マジで見たかったです。どこか中継してましたか?今後の開催スケジュール調べようかな…。プロスト出なかったんだぁ…。ラウダは今どうしてるんだろう…。あ"~…久々にマジで気になるモータースポーツの話題でした。


自動車レース=GPマスターズ、マンセルが優勝 [ 11月14日 13時46分 ]


 11月13日、ヨハネスブルクで行われたGPマスターズで往年の名ドライバー、ナイジェル・マンセル(英国)が接戦を制して優勝(2005年 ロイター/Juda Ngwenya)

 [キャラミ(南アフリカ) 13日 ロイター] 自動車レース、F1世界選手権の往年名ドライバーらで争われたグランプリ・マスターズが13日、ヨハネスブルクのキャラミ・サーキットで決勝を行い、元F1総合王者のナイジェル・マンセル(英国=52)が50分55秒154で優勝した。
 30周で争われた決勝レースで、マンセルはポール・トゥー・ウィンを飾り、第1回大会の王者に輝いた。
 猛追したエマーソン・フィッティパルディ(ブラジル)が0.4秒差で2位、リカルド・パトレーゼ(イタリア)が3位だった。

Excite エキサイト : スポーツニュース


公式サイト

グランプリマスターズ:Rd.1キャラミ レース結果

マンセル氏、『GPマスターズ』でポールTOウィン飾る


N.マンセル氏も『グランプリ・マスターズ』参戦へ

英『オートスポーツ』誌によれば、1992年のF1チャンピオン、ナイジェル・マンセル氏(50歳:イギリス)が、この11月から予定されている『グランプリ・マスターズ・シリーズ』への参戦を明らかにしたということだ。
往年の名F1ドライバーによるこの『グランプリ・マスターズ・シリーズ』は、その出場資格が『顕著な成績を残した45歳以上の元F1ドライバー』ということで、すでにアラン・プロスト、エマーソン・フィティパルディ、アラン・ジョーンズ氏ら著名な元F1チャンピオンらが参戦を表明している。
マシンはワンメイクで、イギリスの『デルタ・モータースポーツ』が製作するシャシーにニコルソン・コスワースのV8-3.5リッター・エンジンが搭載され、賞金総額は50万ドル(約5,500万円)。
11月13日(日)の南アフリカ・キャラミを筆頭に、シルバーストーンやスパフランコルシャン、イモラ、ヘレス、モンツァ、モントリオール、さらには日本の鈴鹿や富士も候補地に挙げられるなど、盛り上がりが期待されている。


アラン・プロスト氏、『GPマスターズ』不参加に

45歳以上の元F1ドライバーによって行われるモータースポーツでは初めての試み『GPマスターズ』の開幕(南アフリカ・キャラミ・サーキット)はいよいよ来週に迫ったが、結局そのリストの中に残念ながらアラン・プロスト氏の名は見られなかった。
このほど発表されたリストによれば、参加ドライバーはルネ・アルヌー、エディ・チーバー、クリスチャン・ダナー、アンドレア・デ・チェザリス、エマーソン・フィティパルディ、アラン・ジョーンズ、ステファン・ヨハンソン、ヤン・ラマース、ジャック・ラフィ、ナイジェル・マンセル、ハンス・ストゥック、リカルド・パトレーゼ、パトリック・タンベイ、デレック・ワーウィックという総勢14名。(アルファベット順)
これら14名で、実に延べチャンピオン4回、優勝78回、ポールポジション獲得83回ということになるが、一人でチャンピオン4回、優勝51回、ポールポジション33回という記録を誇るプロスト氏が不参加となったのは残念なことだ。

グランプリマスターズ開幕迫る
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by azatsu0422 | 2005-11-14 16:48 | クルマ
2005年 11月 08日

子は親の鏡。

自分の子供を見ていると、両親の悪いクセやだらしない面は「優性遺伝」するのではないか?と思うことがあります。ただ、それは先天的なDNAというよりも、後天的に親が無意識に見せた「隙」であり、親の甘さを子供に見抜かれた証だと思うのです。

人間、普通は「高きから低きへ流れてしまう」ものですが、親や大人がラクをしていると、そういう側面はスグ子供に真似されてしまうものだと痛感した次第です。

一方、大人が子供に厳しく接すれば接するほど、子供は大人の矛盾を激しく突いて来るものだと思います。私自身、自分の子供の頃の思い出をたぐると、親や先輩、先生をはじめとする大人たちの所作を見ていて、私自身に厳しいしつけを強いながら、子供の目から見て「だらしない」と感じる所があると、少なからず不条理を感じました。「大人は良いのだ。大人になったら許される。年長者なら許される。」という「大人の理屈」を振りかざされて力で抑え込まれるほど、シラけるものがありました。そうなると、ごもっともな「お説教」が上っ面の建前にしか思えず、素直に受け止められなくなって行くことを感じたものです。

昨今の少年犯罪に関するニュースは、そんな「身勝手な大人たち」の立ち振る舞いを、子供たちが映し出しているように思えてなりません。

現実的には、少年犯罪に対して「本人の更正」というより、凶悪犯罪の抑止力として「目には目を」といった「落とし前」をつけさせる方向に向いてしまうのが世の流れでしょうし、私自身、この流れに対して敢えて奇麗事を言って反論するつもりはありません。

ただ、このような対応は対症療法であり、問題を根治するものとは思えません。たとえ凶悪犯罪を力で押さえ込んでも、代を重ねるほど「日本人の心」は、もっと殺伐として行くだろうと思います。そこには、たとえ体裁上の平和があっても、心の渇きしか想像できません。

要は、子供に対する「力」の対応だけでなく、「大人の矯正」を併せて行う事こそ、社会的な歪みを修正するうえで、むしろ優先すべきことじゃないでしょうか。

昔は隣近所の大人が子供の不正や悪戯を親と同じように怒鳴って叱り、教師も筋を通しつつ体罰を与えることもありました。そんな時、叱られた子の親は反論したりクレームをつけるわけでもなく、叱った相手に感謝して、子供をどやしつけたものです。あるいは、「親の目の届かない所でご迷惑をおかけすることがありましたら、遠慮なく叱ってやって下さい。」とお願いしていました。

ところが、今やこのような「コミュニティの掟」が完全になくなってしまいました。他人の子を善意で注意しても、却って無用なトラブルに巻き込まれるだけです。バカバカしいし、下手すると逆ギレされた子供に反撃されて身の危険を感じるからです。

そこで、例えば、親が社会人になる前の子供(年齢無制限)の行為に対して結果責任を負うように刑法の考え方を変えることを提案します。例えば殺人を犯した子の親も殺人者として逮捕、起訴されるべきです。社会人になってから無職になった場合も子供の扱いで、親が子の法的な連帯責任を負うべきです。

「子供は子供。親は関係ない。」「子供が勝手にやった事の償いを親がするなんてバカバカしい。そんなことなら子供なんか作れない。もっと少子化が進む。」という反論があるでしょう。そうでしょうか?本当に関係ないのでしょうか?子に対する愛情があれば、子供の犯罪を自分のこととして受け止められるはずです。無責任な親が子供を量産して、たとえ統計上の人口が増えても、それが日本の社会に良い事だとは思えません。

自分の体裁しか考えられない大人をはじめ、無責任で、だらしなく、身勝手で、自分の事しか考えられない親に育てられた子供へ一方的に法的な圧力を加える前に、親が法の圧力を感じながら責任感をもって子育てを行うべきです。親の責任を早く遂げたいなら早々に社会人として送り出せば良いし、社会に出た子供が出戻って来ないように、小さい頃から注意深く育てるようにせざるを得ない法律にすることが大事だと思うのです。

マニュアル世代が中年に差し掛かっている時代ですから、今どきの大人に紳士協定は通用しません。皆がそうだとは言いませんが、「決まり」の範囲内なら、そして「決まり」に定められていない事なら、誰がどんな影響を受けようが、自分の都合で何をしても良い、と考える大人の割合が増えているのは明らかでしょうし、極端にこのような考え方をする大人に育てられる子こそ、悲劇の主人公になると思います。それだけに、法的な圧力を大人に負荷することが先決だと思うのです。

それから、法的な圧力は親だけではなく、成人全体に対する刑罰を全般に重くすべきです。大人は子供や若年者に対して手本になるべきで、モラルの低い行為を徹底的に糾弾すべきだと思います。悪いのは子供じゃなくて、大人がだらしないからです。年長者や目上の人の「1」のモラル欠如を見かけたら、年少者や目下の者としては「甘え」の気持ちが相まって、「3」や「10」といったモラルの欠如を引き起こすものです。それだけに、「10」のモラル欠如を「1」にしたければ、大人には「0.1」にも満たない厳しさが必要だと思います。大人同士が厳しく相互注意して高いモラルを維持しない限り、決して問題は解決に向かわないと思います。

各都市で罰則をともなう路上禁煙のエリアが増えていますが、街を歩いていて着実に喫煙マナーが改善していることを実感しますし、マナーの悪い喫煙者は確実に肩身の狭い思いをして、マナーを守るようになる…という好循環になっています。一切の屁理屈を排して法的圧力を加えれば、これと同じ原理で社会全体のモラルが改善して、ひいては子供の凶悪犯罪の根本的な防止につながるのではないでしょうか。


<犯罪白書>少年院教官73%「処遇困難な少年増えた」 [ 11月08日 10時22分 ]

 法務省は8日、少年非行を特集した05年版犯罪白書を公表した。少年院の教官を対象に初めて実施した調査では、73%の教官が「最近、処遇困難な非行少年が増えた」と回答した。白書は「事件を反省し、償うために、被害者に与えた痛みを考えさせる系統的な処遇プログラムを強化する必要がある」と指摘している。
 調査は今年4月、少年院の教育部門で6年以上の経験がある教官546人を対象に実施した。「以前より大きくなっている少年の問題」を聞いたところ、「思いやりや人の痛みへの理解力・想像力に欠ける」(63%)▽「対人関係を円滑に結べない」(58%)▽「感情をコントロールできない」(55%)などを挙げる教官が目立った。また、83%の教官が「指導力に問題のある保護者が増えた」と答え、白書は「少年への処遇だけでなく、保護者に自覚を促す働きかけの強化も重要」と分析している。
 一方、白書によると、改正少年法が施行された01年4月から04年末までに、故意の犯罪行為で人を死亡させたとして家裁送致された16歳以上の少年294人のうち178人が検察官に逆送された。逆送率は61%。罪名別の逆送率は殺人57%、傷害致死55%などだった。改正少年法はこれらの重大事件では逆送を原則とし、逆送率は法改正前5年間の平均(24%)と比べ大幅に増えた。【森本英彦】
 ◇裁判員制度対象の重大犯罪が増加
 09年に導入される裁判員制度で審理対象となる重大犯罪の数が年々増えていることが、05年版犯罪白書で分かった。裁判員制度の対象となる犯罪は、死刑・無期懲役に当たる罪や、故意の犯罪行為で被害者を死亡させた罪など。白書によると、これに相当する被告数は、02年2818人▽03年3089人▽04年3308人だった。法務省は「事件数が増えれば国民の負担増につながる恐れがある」としている。

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言葉奪う“無形の圧力” 板橋両親殺害事件

 「娘が甘やかし過ぎたからなのか。どうしてこんなことになったのか、裁判ではっきりさせた方がいい」
 十月のある日の午後。埼玉県北部の農村に立つ古い民家の玄関先で、年老いた女性は耐え忍ぶようにつぶやいた。孫の少年(16)に娘夫婦を殺されるという悲劇に見舞われた、少年の祖母だ。
 少年が鑑別所にいた今年七月、祖父母は面会に訪れた。その後、少年から二人のもとに手紙が届いた。「面会に来てくれてありがとう」などと、親しみが込められていたという。その後、少年は刑事裁判を受けることになり、東京拘置所へ移った。初公判は九日、東京地裁で開かれる。
 「少年は、家裁の審判で自分の気持ちの六割ぐらいしか言えなかった。多数の傍聴人の前では真意に基づいて答えることは難しい」。初公判に先立ち弁護団は、裁判所に公判の非公開を求めた。
 裁判所は少年に配慮し(1)法廷で少年の名前を読み上げない(2)被告席は傍聴席に背を向けて置く(3)手錠姿を傍聴人に見せない-と決めた。だが、非公開は認めなかった。
    *
 二〇〇三年一月、福島地裁郡山支部。強盗強姦(ごうかん)罪に問われた少年=当時(15)=が初公判に臨んだ。〇一年四月の少年法改正で、十六歳未満の少年が初めて刑事被告人になった。
 少年は腕をひざの上に乗せ、うなだれていた。「宅配便の配達を装って女性宅に入り…」。検察官の冒頭陳述が進むにつれ、少年の体はくの字に折れるほど前に傾き、動かなくなった。検察官と弁護士からそれぞれ正反対のことを聞かれても、少年は「その通りです」と答えるだけだった。
 「家裁の審判は少年に自らの言葉で語らせることを第一に考える。しかし刑事裁判では、少年は何かを言わされている感じだった」
 少年を弁護した草場裕之弁護士は、少年が公開法廷に漂う“無形の圧力”を感じたとみる。判決は懲役三年六月以上六年以下の不定期刑だった。
    *
 少年法が改正される前の一九九六年十一月、大阪市に住む武るり子さん(50)の長男孝和君=当時(16)=は、少年=同=に暴行を受け死亡した。少年は家裁の審判で少年院送りとなった。武さんは何があったのかを知りたくて警察や家裁を何度も訪ねたが、少年の審判の期日すら教えてもらえなかった。
 審判終了から約三年間、少年の側から武さんへの謝罪はなかったという。武さんは真相を知ろうと損害賠償を求める訴えを起こした。訴訟で初めて少年の供述調書を見ることができた。
 少年は長男を「髪を茶色に染め、けんかが強そうだった」と説明していた。だが、長男は髪を染めていなかった。しかも健康ではなく、血友病を患っていた。「息子に代わって『違う』って言ってやれなかった」。武さんは今も、その思いにさいなまれている。
 武さんは「凶悪事件を起こした少年は刑事裁判に付し、事実を公開すべきです。更生は自分のしたことをきちんと認識することから始まる」と言葉に力を込める。
 武さんに限らず、被害家族の側に何も知らされないまま、非公開の家裁審理で加害少年の処分が決まってきたことへの不満は強い。被害感情への配慮が、厳罰化を中心とした少年法改正へと結びついた面は大きい。
 来年から改正法の見直し作業は本格化する。加害少年の更生の道を狭くしないためにも、被害者側へのいっそうの配慮が同時に必要となろう。 (飯田孝幸)

(メモ)少年のプライバシー 少年法は、少年審判や刑事裁判を受ける少年について「氏名、年齢、容ぼうなど、事件の本人であることを推知できるような記事、写真を新聞、出版物に掲載してはならない」と規定している。法廷での被告少年に対する配慮は、裁判官の判断に委ねられ、法廷でのスケッチを禁止したり、共犯少年の尋問を非公開で行う場合がある。
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by azatsu0422 | 2005-11-08 16:55 | 社会