2005年 04月 28日
ビジネスには「撤退基準」を設けるのがセオリーですが、さすがの三木谷オーナーも、これほどまでに低迷する事態を想定していなかったような気がします。 ビジネス的に目標と撤退基準を設けるなら、○月○日時点で○勝以下なら○○を△△に入れ替える、・・・といった具合に、月次管理とバックアップ策を講じて、開幕前に関係者の間であらかじめ合意したうえ、ドライに実行することだと思います。 三木谷オーナーは、ふがいない状況に対するイラだちをを現場にぶつけたいでしょうけど、その一方で、自分自身が「仕組みづくり」に詰めが甘かったことを恥じているのでは? そんなこんなで、キレるわけにも行かないことを「忍耐」と自分に言い聞かせているのだと思いました。 故・根本陸夫氏のような、伝説の?編成師でさえ、広島カープや西武ライオンズ、ダイエーホークスの基礎を築くのに何シーズンもかかっています。この程度の事態で一喜一憂していたら、「三木谷オーナー、戦略がなかったの?」と突っ込みたくなりますよ。 IT産業と同じ時間軸で結果を求めるなら、「狩猟民族的」アプローチをすべきで、戦力と実績、インフラと収入基盤から最も優勝確率の高い既存のチームをそっくり買収すべきですよね?それを敢えて新規参入にして、ゼロからチームを立ち上げると判断した時点で、三木谷社長はIT産業とは根本的に異なる「農耕民族的」なアプローチを決断したわけです。 断片的に少ししかやったことはありませんが、農耕の真髄は忍耐だと思っていましたので、三木谷オーナーから、いみじくも「忍耐」という言葉が出て来たことに、つながりを感じています。 そして、農耕民族的な経営にIT産業の経営感覚をどのように融合させて革新するのか、とても興味深く見守っています。 三木谷オーナー「組閣見直し」 [ 04月28日 06時12分 ] Excite エキサイト : スポーツニュース 楽天の三木谷浩史オーナー(40)が27日、低迷にあえぐチームの立て直しを狙いコーチ陣の配置転換を断行することを示唆した。都内で行われた、自らが出演しているCMの発表会見後に話したもので、近日中にも最終決断を下すことになりそうだ。また、今後の成績次第では監督解任を含めた“大ナタ”をふるう可能性もある。 なかなか浮上のきっかけをつかめない現状に、もはや黙ってはいられなかった。CMの発表会見を終えた三木谷オーナーは、楽天の低迷ぶりについて聞かれると、険しい顔つきで口を開いた。 「基本的には1年間、様子を見てみようと思ったけれど、時間のない中でのチームづくりだったので、ある程度の組閣の見直しはあるかもしれない」。明言こそ避けたが、チームの立て直しに向け、自ら球団フロントにコーチ陣の配置転換を断行するよう命じる可能性を示唆した。 打てない、守れない。チーム防御率、チーム打率ともにリーグワースト。信賞必罰の信念のもと、17日には若手中心に切り替えるよう“現場介入”。翌18日には自ら社長を務めるJリーグ・“ヴィッセル神戸の松永監督を解任したばかり。年間100敗を超えるペースで黒星を重ねる楽天の惨状に、このまま指をくわえているわけにはいかなかった。米田球団代表も「選手にとってよりよい環境をつくるのは大事。勝つために当然、考えていかないと。危機的な状況にあるのは確か」と、オーナーの意向を受け、すでに具体的なテコ入れ策の検討段階に入っていることを示した。 「組織は仕組みづくりができていれば50連敗しようがいいんだ。それができているかどうかが大事。ある程度ぎくしゃくしないと。仲良しグループじゃないんだ。おれは厳しい人間だからね」。熱く持論を展開した三木谷オーナー。勝敗ではなく、チーム内の状況によってはシーズン途中での監督解任に発展する可能性も否定できない。「厳しくもあり優しくもないと経営者はやっていけない。忍耐だよ。忍耐」。三木谷オーナーの忍耐力と、チームの反骨心。どちらが先に音をあげるのか――。 ≪「勝利の女神必要」≫三木谷オーナーはこの日、都内で行われたフルキャストのCM発表会見に出席。このCMには「フルスタ宮城」のネーミングライツを持つ同社の平野社長とともに出演している。今回発表されたのは「勝利の女神編」。三木谷オーナーは「あまりにもタイミングのいいCM。本当に勝利の女神が必要」と話した。交流戦の巨人戦が行われる5月8日からオンエアされる。 楽天11連敗 2週間白星なし [ 04月28日 06時12分 ] Excite エキサイト : スポーツニュース 【楽天4―8オリックス】楽天初の4時間ゲームも徒労に終わって11連敗。最後に白星を挙げてからもう2週間が経過してしまった。まるで連敗脱出の糸口が見えない危機的状況に、チームには悲壮感さえ漂い始めた。 試合後のコーチ会議終了後には、コーチ陣が立ち去ったミーティング室に島田球団社長、米田球団代表、キーナートGM、広野GM補佐が相次いで入り、田尾監督を含めた5者会談を行った。約20分の話し合いを終えた田尾監督は、報道陣の質問をさえぎり「向こう(フロント)に聞いてよ」と、いら立ちを隠しきれなかった。米田球団代表は「フロントと現場の意思疎通を確認しただけ。詳しい内容は話せない」と険しい表情のままだった。 長く、つらい黒星街道。だがプロである以上、結果がすべてになる。三木谷オーナーが示唆したコーチ陣の配置転換が現実味を帯びてきた。 ≪主軸いい仕事≫オリックスは谷、ブランボー、北川のクリーンアップがそろって打点をマークしたのは今季初。主軸の活躍で今季2度目の3連勝を飾った仰木監督は「みんな少しずついい形になってきた」と笑顔を見せた。谷は2点を追う4回に右翼線二塁打を放ち「逆方向にうまく打ち返せた」と満足そう。深刻なタイムリー欠乏症で5連敗を喫したが、これで波に乗っていけそうだ。
by azatsu0422
| 2005-04-28 07:44
| スポーツ
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