ボロは着れども心は錦。

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2005年 02月 18日

堀江社長が嫌われる理由と、私が敢えて応援したいこと。

Excite エキサイト : 経済ニュース

堀江社長の心境は「やっぱり来たかぁ!」ということなのでしょうか?この程度の展開に一喜一憂するとは思えません。

私は、堀江社長がITを道具に総合サービス事業を構築しようとしているだけだと解釈しています。そして、やりたい事業のインフラをゼロから立ち上げようとしたら何十年かかっても出来ないので、純粋にM&Aを手段として出来合いの事業を愚直にルールに則って乗っ取ることで実現しようとしているだけだと思います。

しかし、日本社会の現実にはダブルスタンダードというか、建前と本音というか、「裏ルール」があると思います。「穏便に、和をもって尊し」とする日本人の自称「知的で品格のある」処世術です。建前で公明正大なTOBをルールに定めながら、本音では裏で穏便にコソコソ済ませる抜け道を残しておいたわけです。堀江社長は愚直にこのルールを利用しただけで、そういうルールを決めておきながら、今さら堀江社長がやったことを政財界が非難するのは間抜けです。

ところが、日本人は本音が同じことでも「身もふたもなく、えげつない行為」を目の当たりにすると、論理よりも感情的な拒絶反応を起こします。「えげつないことをする」対象が、自分たちに向けられるのでは?という不安感が生じるせいかも知れません。「自分だけは平穏無事でいたい。」と願う、日本的平和主義にもとづく国民性のような気がします。ちなみに、私のビジネス経験では阿吽の呼吸で穏当に済ませられる間柄を「信頼関係」と表現していますが、客観的に見れば「談合の関係」と言えます(笑)。

何はともあれ、フジTVやニッポン放送の経営陣はもとより、従業員まで拒絶反応を示しているようですし、政財界も不快感をあらわにしているようです。そして、私のような無責任な野次馬まで堀江社長の反骨精神に声援を送りたい気持ちよりも「ヤな感じ」が強まってしまい、薄ら笑いで面白がって傍観するか、事が上手く進まないと「ザマぁ見ろ」と、したり顔で堀江社長の上手く行かない理由を論じているようです。このような状況は、堀江社長が国民性に嫌われてしまっているということなのかも知れません。

一方、三木谷社長は野球の時に後出しジャンケンのような対応でオイシイ所を持って行ったり、野球で物入りになった会社の負担増を出店料の値上げとして出店者へ転嫁したり、やっていることは堀江社長よりも実はエゲつないと思うのですが、三木谷社長が旧興銀で学んだマナーのせいか?品の悪い立ち振る舞いをしないので、現実のビジネスを決める年寄り連中から支持を得たのだと思います。一般大衆から熱狂的な支持が得られなくても、強い拒絶や反感がないのは、刺激を抑えて失点を回避しているからだと思います。

私は、堀江社長は純粋で愚直な人だと思います。堀江社長が思いを遂げたら平和ボケした旧態依然の経営者たちが自ずと追い出されるはずです。その波及効果と相まって、日本のムードは変わる気がします。でも、それを望む人は少数のようです。これは、日本に閉塞感や失望感を抱く気持ちと矛盾しています。となると、何だかんだ言って日本人の多くは現状に安住して構わないというのが本音かも知れません。

私自身は、堀江社長の生き方や趣味は私と違いますが、この国の閉塞感を打破して欲しい一念で、敢えて堀江社長を応援したい心境です。少なくとも同じメリットなら楽天よりもライブドアを利用したいと思います。


リーマンが即日売却 堀江氏からの890万株=差替 [ 02月18日 01時25分 ] 共同通信

 ニッポン放送株式を取得し筆頭株主となったライブドアに巨額の資金を提供した米系証券のリーマン・ブラザーズ証券が、10日にライブドアの堀江貴文社長からライブドア株約4670万株を借り受け、そのうち約890万株を即日売却していたことが17日、分かった。リーマンが利ざや稼ぎを狙って空売りを仕掛けたとみられる。
 リーマンが関東財務局に17日付で提出した株式の大量保有報告書で明らかになった。ライブドア株は10日から5日続落しているが、リーマンの空売りが下落に影響した可能性もある。ライブドアにとっては、米証券の冷徹な合理主義を見せつけられた格好で、フジテレビジョンとのニッポン放送株買収合戦の帰すうにも影響を及ぼしそうだ。
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by azatsu0422 | 2005-02-18 10:49 | 経済


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