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ボロは着れども心は錦。

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2008年 07月 28日

46年ぶり「夏」の甲子園に出場した慶應の強さは本物か?

「陸の王者慶應~♪」と誇らしげに歌う慶應の応援歌「若き血」は、相応の結果がついて来ないと、古豪の年寄り臭い回顧趣味に過ぎません。かといって、相応の結果があったとしても、慶應関係者以外の立場にしてみれば、「若き血」は自己讃美の嫌味な歌です。

ただ、この半世紀に限って言えば、慶應は高度成長期が始まる頃から加山雄三が演じた「若大将シリーズ」の爽やかなヒーローの雰囲気で世間を押しまくり、そして、鼻持ちならぬ嫌味を自身に対するプレッシャーに転化しながら、独立自尊の精神で、独自の私学の道を歩んでいたように感じています。
これは、この半世紀に限らず、創立以来150年間ずっとブレずに徹して来たことが義塾の誇りのようですが、何はともあれ、国内の私学としては比較的磐石な経営状況、学術面をはじめとする様々な社会的成果、そして安定した志願者数の確保と卒業後の進路実績、そして各界における一部OBの派手な活躍、といった、誇らしい結果の自負があるのでしょう。

さて、1学年で18クラスあり、往年は800人余、近年でも720人前後の慶應少年を毎年輩出して来た慶應高校(塾高)ですが、スポーツについては各地の逸材をスカウトして来る他の強豪校と比べて人材面の劣勢はどうしようもなく、また神奈川県は高校数も多くて激戦区でもあり、「ドカベン」が連載されていた頃には、既に甲子園が遠い存在だった気がします。

そんな塾高が2005年の春の甲子園(第77回選抜高校野球大会)へ45年ぶりに出場してベスト8に進出、今年(2008年)も春の甲子園(第80回記念選抜高校野球大会)に出場しましたが初戦で敗退しました

塾高にとって激戦区の神奈川が南北の2地区に分かれたことは、夏の甲子園をリアルに感じさせて、モチベーションを盛り立てたのだろうと思います。「慶應の強さは本物か?」という疑問に対して、「春(選抜)だからなぁ…」と半信半疑でしたが、着実に全国区の強さを身につけているように感じていました。それが、今回の県大会決勝戦で確信できました。

慶應はスポーツの逸材であっても、それだけでは入れない学校なので、将来、プロ野球でドラフトの目玉になる、といった超高校級のスター選手が何人もいるような派手なチームは編成できませんし、ハンカチ王子のような王子様も現れそうにありません。地味な選手ばかりで、カネ持ちボンボンが集まる慶應、といった連想から、軟弱なイメージもあるでしょう。応援歌は嫌味だし、中身が乏しいくせにキザな感じの慶應OBが排他的な集団になって周りの迷惑に配慮せず盛り上がる場面も多々あるでしょうから、周囲にそのような先入観を与えていることもあるでしょう。

でも、「心を一つにした平凡な選手達の挑戦」という志こそ、高校野球の夢の一つでもあるわけです。そういう面で、慶應は、実は泥臭くて応援しがいのあるチームです。

巨人軍の若大将だった原辰徳を輩出した、名門・東海大相模を相手に、決勝戦の9回で追いつき、延長戦で破った粘り強い野球は、慶應ラグビー「炎のタックル」に通じる気力の賜物。甲子園で5回、できれば6回ほど、こういう試合を再現して欲しいな、と願っています。


夏の甲子園、55代表校が決定 慶応、関東一、近大付が決まる
共同通信 2008年7月27日 17時47分

 第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間・甲子園)の代表校に27日、慶応(北神奈川)関東一(東東京)近大付(南大阪)が決まり、55の出場校が出そろった。地方大会の最後を飾るにふさわしく東西で息詰まる試合が繰り広げられた。北神奈川では9回に2点差を追いついた慶応が延長13回に3点を奪い、46年ぶりの出場。南大阪では近大付が延長12回、サヨナラ勝ちした。


北神奈川代表は慶応に決定!(7月27日)
2008年07月27日

夏の高校野球・北神奈川大会は27日、決勝が行われました。センバツに出場した慶応と、3年連続決勝進出の東海大相模との一戦は大熱戦となりました。31年ぶりの夏の甲子園を狙う東海大相模は4回、主砲・大田の本塁打で先制します。大田は今大会5本塁打で、神奈川県新記録。さらに通算65本塁打として清原和博内野手(現オリックス)の記録を超えました。東海大相模が2点リードで迎えた9回に慶応が追いついて延長戦へ。そして13回、慶応は3番手として登板した大田から山崎の本塁打などで3点を奪って、46年ぶり17度目の甲子園出場を決めました。

▽決勝
慶応 9-6 東海大相模
慶応は46年ぶり17度目の出場

■関連リンク
第90回全国高校野球選手権北神奈川大会・大会情報(スポーツナビ)
第90回全国高校野球選手権北神奈川大会・過去データ(スポーツナビ)
スポーツナビ「第90回全国高校野球選手権地方大会」特集


<夏の高校野球>古豪対決は慶応に軍配、松商を制す 
2008年8月5日 15時58分

 第90回全国高校野球選手権記念大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)第4日の5日、第3試合は、46年ぶり17回目出場の慶応(北神奈川)と、全国最多の35回出場を誇る松商学園(長野)の古豪対決となり、6-4で慶応が勝った。
 1点をリードされた慶応は二回2死一、三塁から斉藤の右前適時打で追いつくと、続く溝口が中越えの2点三塁打を放ち、逆転。さらに、内藤の内野安打で、この回計4点を奪った。さらに、三回と四回にも1点ずつ挙げ、試合を決めた。
 松商学園は二回2死三塁から丸山の中前適時打で先制。九回も無死二、三塁と攻め、小原の左犠飛などで2点差まで詰め寄ったが、あと一歩及ばなかった。【デジタルメディア局】


<夏の高校野球>慶応、零封リレーで高岡商降す
2008年8月11日 14時04分

 第90回全国高校野球選手権記念大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)第10日の11日、第2試合は慶応(北神奈川)が高岡商(富山)を5ー0で降した。慶応は第13日の第2試合で青森山田(青森)と対戦する。
 慶応は三回、1死二、三塁から福富が三遊間を破る適時打と鈴木裕の中越え2点二塁打で3点を先取。五回にも福富の左翼への適時二塁打で加点した。
 高岡商は三回2死二、三塁の好機に得点できず。慶応の田村、只野の継投に打線が沈黙した。【デジタルメディア局】


慶応5-0高岡商 慶応が必勝リレーで快勝
共同通信 2008年8月11日 14時32分

46年ぶり「夏」の甲子園に出場した慶應の強さは本物か?_c0019485_15224167.jpg  慶応-高岡商 3回表慶応2死一、二塁、鈴木裕が中越えに2点二塁打を放つ=甲子園

 投打がかみ合った慶応が快勝した。3回に福富の左前打と鈴木裕の二塁打で3点を先制。5、8回にも加点し、突き放した。好機に打席が回った右打者が、左腕福島から全打点を挙げた。投げては先発の田村が変化球を低めに集めて6回を無失点。7回以降を只野が抑えた。岡商は打線が的を絞りきれず、5安打に封じ込まれた。

by azatsu0422 | 2008-07-28 12:40 | スポーツ


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